Dancin' on a Daily Basis

モットーは「(知識の)レベルを上げて物理で殴れ」。趣味ブログといいながらほぼ競馬のみ。そんなブログ。

2023年新種牡馬:キタサンミカヅキ

こんにちは。高津です。

今回は23頭の種付け・9頭の産駒出生があったキタサンミカヅキについて、考察していきます。

※アイコン写真は『キタサンミカヅキ(Kitasan Mikazuki) - 優駿スタリオンステーション種牡馬展示会2021 - YouTube』より転用しています。

種牡馬データ

2010年5月10日生

門別・弘中稔氏生産

繋養先:新冠優駿スタリオンステーション

種付け料:受胎条件20万円(フリーリターン特約)、誕生条件30万円

 

血統(配合種牡馬

f:id:MakiTakatsu1990:20211129205537p:plain

 

父:キングヘイローダンシングブレーヴLyphardNorthern Dancer→NeacticNearco

母:キタサンジュエリー

母父:サクラバクシンオーサクラユタカオーテスコボーイPrincely GiftNasrullahNearco

祖母父:アーテイアスRound TablePrincequillo→Prince Rose→Rose Prince→Prince Palatine→Persimmon→St.Simon

三代母父:バーバー→Princely GiftNasrullahNearco

四代母父:パーソロン→Milesian→My Babu→Djebel

 

ファミリーライン

4代母タケユタカは3戦1勝の成績を残した日本産馬です。その仔にはカネユタカオー(地方重賞5勝)がいます。

3代母パーセントは32戦5勝の成績を残した日本産馬です。その仔にはキタサンクイン('87 東京プリンセス賞3着・D1800m・地方重賞、産駒に'96 小倉3歳S2着のキタサンフドー、'01 ニュージーランドトロフィーキタサンチャンネル、'01 ファンタジーSキタサンヒボタン)がいます。

祖母キタサンコールは8戦2勝の成績を残した日本産馬です。その仔にはキタサンシーズン('98 埼玉新聞杯・D1900m・地方重賞)、キタサンモガンボ('02 エトワール賞2着・D1000m・地方重賞)。

キタサンジュエリーは5戦1勝の成績を残した日本産馬です。キタサンミカヅキ以外にはトップザバード('14 佐賀皐月賞2着・D1800m・地方重賞)がいます。

牝系は22族に属しています。昭和の最初期に下総御料牧場によって導入された"下総御料牧場の輸入基礎牝馬"に遡れる由緒ある牝系です。反面、海外の同牝系に属するGI馬とはかなり昔に分岐しており、近い枝の活躍馬は日本に限定されています。遠くは芝での活躍馬が出ていますが、時代を下るごとにダートに転化してきている印象です。

 

同配合馬

Lyphard種牡馬×母父PrincelyGift種牡馬の組み合わせからは、エリモシック(父ダンシングブレーヴ×母父テスコボーイ、'97 エリザベス女王杯・T2400m・GI)が出ています。

意外なことに、該当馬は1頭でした。しかも距離的には中長距離で実績を挙げて、祖母父にPago Pagoを持つ血統表のイメージからは離れた産駒を送り出しています。テスコボーイがマイルから中距離を本領とする産駒を多く出したことから、そちらに寄った産駒がエリモシックなのかもしれません。

 

戦績

2013年(3歳)8戦1勝 未勝利

2014年(4歳)9戦2勝 500万下、1000万下

2015年(5歳)14戦1勝 1000万下

2016年(6歳)6戦2勝 初春S(1600万下)、京葉S(OP)

2017年(7歳)8戦2勝 アフター5スター賞地方重賞)、東京盃JpnII

2018年(8歳)9戦3勝 プラチナC(地方重賞)、アフター5スター賞地方重賞)、東京盃JpnII

2019年(9歳)6戦2勝 東京スプリントJpnIII)、アフター5スター賞地方重賞

キャリア計  60戦13勝

 

美浦古賀史生厩舎、船橋佐藤賢二厩舎で現役生活を送りました。

中央ではOP競走勝ちを記録して地方に転出していきました。映像を見る限りではキャリアを通してゲートの出や初速に不安を抱えていたようで、根っからの差し・追込馬ではなく、ゲートが成功した際は先行ポジションで競馬をしています。ポジション取りの失敗で2着3着をよく記録していました。頭の高い走りは父譲りに映ります。ゲート難がなければサクラバクシンオー譲りの馬力ももっと見せた競走馬だったのではないでしょうか。

 

考察

組み合わせ論的にはMill Reefとそれに近い血統構成を持つRivermanが第一に挙がります。次いでSecretariatSeattle SlewなどのBold Ruler子孫、最後にHyperion、特にAureoleを経由した血統は相性が良さそうです。

総論に次いで、実馬を挙げていきます。

netkeibaではまだ産駒が登録されていないので、少し見にくくなります。申し訳ありません。

ガールズの2021 競走馬配合シミュレート|競馬データベース - netkeiba.com

社台グループが輸入したクレアーブリッジを基礎輸入牝馬とする牝系に属する馬です。3代母の産駒にサクラメガワンダー('09 金鯱賞)、サクラアンプルール('14 札幌記念)がいます。

グローリアスダイナの2021 競走馬配合シミュレート|競馬データベース - netkeiba.com

3代母の産駒にジャングルポケットがいる牝系です。近親に活躍馬がいないのが気になりますが…

ラヴァンタージュの2021 競走馬配合シミュレート|競馬データベース - netkeiba.com

明治期に輸入されたフロリースカップに遡れる土着の牝系に属しています。4代母は重賞を制しており、祖母は中央4勝、母地方7勝など悪くありません。

クライオブザソウルの2021 競走馬配合シミュレート|競馬データベース - netkeiba.com

3代母の孫にはローレルゲレイロ('09 春秋スプリントGI)、リキサンマックス('11 きさらぎ賞2着)のキングヘイロー産駒の全きょうだいがいる牝系に加えて、サクラハゴロモアンバーシャダイの全きょうだいクロスを持っています。母こそ未勝利ですが、祖母の産駒は大半が勝ち上がっています。

リリーオブザバリーの2021 競走馬配合シミュレート|競馬データベース - netkeiba.com

キングヘイローバブルガムフェローの近似インクロスが成立する凝った配合です。3代母はNasrullah×Hyperionの底力を補強してくれる組み合わせを持ちます。Princely Giftのインクロスが柔らかさとスピードを遺伝させてくれることを期待したいです。

次に、3親等内に活躍馬のいる産駒を列挙します。

キタサンナデシコの2021 競走馬配合シミュレート|競馬データベース - netkeiba.com

3代母伊GII勝ち

トーコーユズキの2021 競走馬配合シミュレート|競馬データベース - netkeiba.com

3代母仏リステッド3着

ダイリュウキセキの2021 競走馬配合シミュレート|競馬データベース - netkeiba.com

3代母伊GII勝ち、母父ファスリエフHyperionMill Reefの父Never Bendを内包

以上、2023年新種牡馬キタサンミカヅキ編でした。