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種牡馬考察:ラブリーデイ、リオンディーズ、ドゥラメンテ

こんにちは、高津です。

今回は来年産駒デビューの新種牡馬から離れて、既に産駒がデビューしている種牡馬について考察していきます。

配合を大きく見た際に、近い配合と見なすことができるだろう3頭、ラブリーデイリオンディーズドゥラメンテを考察します。

 

 

概論

先に3頭の血統や繋養条件などを概観し、次に詳細な考察をしていきます。

ラブリーデイ

2010年1月30日生

初年度産駒:2018年産(登録101頭)

繋養先:日高町ブリーダーズスタリオンステーション

種付け料:受胎条件100万円(2017-2020)→120万円(2021-)

     産駒誕生時150万円(2017-2020)→170万円(2021-)

5代血統表

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出典:血統情報:5代血統表|ラブリーデイ|JBISサーチ(JBIS-Search)

牝系は英国産馬のレディチャッターを祖とする輸入牝系で、ダンスインザダークまでは社台系の輸入種牡馬が重ねられており、社台グループの築き上げたかまどから出た馬と言えます。同牝系からは'15-17 ステイヤーズSGII・T3600)のアルバートなどが出ていますが、半弟ボッケリーニは'20 中日新聞杯GIII・T2000m)を制しており、中長距離系の牝系と言えそうです。

 

リオンディーズ

2013年1月29日生

初年度産駒:2018年産(登録133頭)

繋養先:日高町ブリーダーズスタリオンステーション

種付け料:受胎条件100万円(2017)→150万円(2018)→200万円(2019)→250万円(2020)→300万円(2021-)

     産駒誕生時150万円(2017)→200万円(2018)→250万円(2019)→2020以降設定なし

5代血統表

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出典:血統情報:5代血統表|リオンディーズ|JBISサーチ(JBIS-Search)

祖母キロフプリミエールを基盤とした輸入牝系です。半兄エピファネイア('14 ジャパンカップGI・T2400などGI2勝)、半弟サートゥルナーリア('19 皐月賞GI・T2000m)のほか、おいオーソリティ('20 AR共和国杯・GII・T2500mなど重賞2勝)

が出ており、日本で確実に影響力を増しています。

 

ドゥラメンテ

2012年3月22日生

初年度産駒:2018年産(登録189頭)

5代血統表

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出典:

パロクサイドを輸入基礎牝馬とする系統です。先の2頭と同じく、社台グループが導入し、育成してきた牝系で、ダイナカールエアグルーヴアドマイヤグルーヴドゥラメンテと4代でGI級競走を制する偉業を成し遂げた、歴史と活力を兼ね備えています。

 

詳論

血統の近似性

最初にマクロ的な視点で見た際の血統構成が似ている2頭の血統表を示します。

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リオンディーズ、右ラブリーデイの5代血統表

画像がやや小さいですが、
キングカメハメハ、母父父サンデーサイレンス、母父母父がマルゼンスキーNjinskyの親子で構成されています。笠理論においては、こういった祖父母世代8頭中5頭が同じような血統を持っている馬を近似関係と見なすようです。

しかし、母父2頭の繁殖成績を比較したとき、中央芝ではダンスインザダーク1.14、スペシャルウィーク0.97のAEI(産駒が平均的な産駒に対してどれだけ稼ぐか。1が平均)を残していますが、スペシャルウィークの中央ダートAEIは17年で平均0.88、ダンスインザダークの中央ダートAEIは20年で平均0.52と、芝ダートで満遍なく稼いだスペシャルウィークと、芝に対してダートでの成績が劣るダンスインザダークという対照的な図を描くことができます。スペシャルウィークのダート適性はBuckpasser由来と個人的には解釈しますが、母父がダートに対応しているかしていないかは、"潰し"を考えると、配合の幅を狭めてしまうのではないかと考えています。

次に、代々重ねられている種牡馬の近い2頭、ドゥラメンテラブリーデイの5代血統表を示します。

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左はドゥラメンテ、右はラブリーデイの5代血統表

ドゥラメンテは母父サンデーサイレンスという点で他の2頭と異なります。しかし、ノーザンテーストトニービンサンデーサイレンス(の子の種牡馬)が配されているという点でラブリーデイとの共通性を見出すことができます。

 

それぞれの特色

ドゥラメンテは現状2頭の重賞・リステッド勝ち馬(タイトルホルダーアスコルターレ)を送り出しており、そのどちらともが母系に強くNorthern Dancerの影響を受けており、種牡馬の強調ポイントはそこにあるのかもしれません。

リオンディーズは父父サンデーサイレンスや母父サンデーサイレンス牝馬と容易に3×4を作れることが強みで、それは半兄のエピファネイアも同じです。

ラブリーデイNorthern Dancerの凝縮体のような血統から、配合牝馬の父か母はNorthern Dancerを持たず、トニービンの粘り強さを引き出せる配合ができれば特色となってくるでしょう。

 

以上、種牡馬考察 ラブリーデイリオンディーズドゥラメンテ編でした。