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モットーは「(知識の)レベルを上げて物理で殴れ」。趣味ブログといいながらほぼ競馬のみ。そんなブログ。

2021年初産駒デビューの種牡馬の現在地・ホッカイドウ競馬編

 

こんにちは。高津です。今回は途中で投げ散らかした企画の延長として、開幕を4/14に控えたホッカイドウ競馬の能力検査の様子から、新種牡馬たちの現在地を推測します。

コパノリッキー

出走馬

ラブミードール   3/11 1R   50.2 2着/6頭 母'12 エーデルワイス賞勝ち

コパノミッキー   3/11 2R   51.3 2着/6頭 母'16 アフター5スター賞3着、中央4勝

ゴッドゲーム    3/11 4R   56.8 6着/6頭

コパノカージナルス 3/11 9R   50.9 1着/6頭 近親アドマイヤコマンド('09 青葉賞

バブリーハート   3/11 10R 50.8 1着/6頭 同牝系ラグビーボール('86 高松宮杯

リッキーズレター  3/11 13R 51.6 3着/6頭 同牝系オリービン('12、'14 ポートアイランドS

イマスグリッキー  3/11 15R 52.6 2着/5頭 近親タイガーカフェ('02 皐月賞2着)

ミトノアサヒ    3/11 16R 51.8 4着/5頭 近親タガジョーノーブル('00 ステイヤーズS2着)

ハピコ       3/11 17R 52.9 4着/5頭 近親ビッグウルフ('03 ジャパンダートダービー)、パワーストラグル('10 白山大賞典

ウルティマ    3/18 1R   55.6 6着/6頭 いとこジョーパイロライト('18 BGJr3着)

ピエールモンタナ  3/18 2R   52.9 4着/6頭 近親サカラートヴァーミリアンキングスエンブレムなど、青森産馬

エミーブロンド   3/18 8R   54.3 5着/6頭 半兄インサイドザパーク('13 東京ダービー)、いとこゴットフリート('12 朝日杯FS3着)

ヤマイチリッキー  3/18 16R 51.5 2着/6頭 3代母父ヤシマソブリン

リッキオ      3/25 1R   50.7 1着/6頭

フィールザコメット 4/8   1R   52.3 4着/6頭 おじフィールザスマート('14 ジャパンダートダービー3着)

ラボンバ      4/8   2R   53.0 6着/6頭 半兄ブラックマンバ('20 金の鞍賞

ビターチョコ    4/8   4R   54.5 6着/6頭 大おじディヴァインライト('00 高松宮記念2着)、近親シャドウゲイト('07 シンガポール国際C)、イコピコ('09 神戸新聞杯

考察

1番馬は良血といえるラブミードールでしょうか。走破タイムは調教時計のようなもので、早いから能力が高いとか、そういうものではないと考えています。父は大井でのJBCスプリントでの2着があるものの、マイル~中距離で活躍しました。本質はマイル以上で発揮されると見ていますので、栄冠賞よりリーダーズゴールドジュニアBGJr)、サッポロクラシックCイノセントC向きの産駒が揃っていそうです。

 

ラニ

出走馬

ラニサンバダンサー 3/11 2R   52.4 5着/6頭

ポップツッキー   3/11 8R   50.9 1着/6頭

マダムクインビー  3/11 9R   52.4 4着/6着 おじバトルシュリィマン('10 ジュニアC2着)

エルアルコン    3/11 11R 53.6 6着/6頭 祖母父イナリワン

フィティアンガ   3/18 1R   51.4 1着/6頭 半兄プーラヴィーダ('12 勝島王冠

ベニ        3/18 3R   54.5 6着/6頭 半兄ヒラボクラターシュ('19 佐賀記念)、おじヒラボクキング('12 平安S

ホラン       3/18 9R   52.1 6着/6頭 近親サンレイジャスパー('07 小倉記念)、サンレイレーザー('14 毎日王冠2着)

フークエラドゥーラ 3/18 14R 54.8 4着/6頭 近親ウインラディウス('04 京成杯SC)、ミスパンテール('18 阪神牝馬S

ヴォルフィアナ   3/25 1R   53.6 5着/6頭 近親ヴァニラアイス('19 端午S

パンツァー     3/25 4R   52.0 3着/6頭 近親アレミロード('86 独オイロパ賞

チェリーシンガー  4/1   5R   51.6 2着/6頭 大おばホクトベガ('93 エリザベス女王杯)、近親バンドオンザラン('02 東海ゴールドC

カリカ       4/1   10R 51.5 3着/5頭 牝系アストニシメント系

ナイフレスト    4/8   7R   51.9 2着/5頭 

考察

父は長距離型のダート馬だったこともあって、スーパースプリントの距離で行われる能力試験は苦戦傾向でした。時計はポップツッキーが最も速かったですが、血統はフィティアンガに注目しています。

気性難の印象が強く、仕上がりに時間がかかるのではと見ていましたが、それなりの頭数を揃えてきたあたりはさすがの能力です。コパノリッキー同様、距離が伸びていいと見ています。

 

イスラボニータ

出走馬

カマポコショクニン 3/11 18R 52.2 5着/5頭 3代母プリエミネンス('03 浦和記念

イスラソリタリア  3/18 13R 53.4 6着/6頭 おじダノンヨーヨー('10 富士S

レインボーサークル 3/18 18R 52.1 3着/6頭 おばコンコルディア('03 阪神JF3着)

エイシンリュージュ 3/25 1R   50.6 1着/6頭 いとこエイシンミズーリ('13 米子S

ラコンテ      3/25 2R   50.9 3着/6頭 

考察

中央向きの種牡馬ではありますが、5頭が名を連ねました。フジキセキはダートに産駒を多く送り出していますので、ダートに向く産駒が出てくるのはおかしなことではありません。一番時計はエイシンリュージュが記録しました。血統は短距離向きですので、適性が出たというところでしょうか。あくまで勝負は中央競馬で、ホッカイドウ競馬は仕上がりアピールというところでしょうか。

 

アメリカンペイトリオット

出走馬

ユキゲシズク    3/18 5R   52.5 5着/6頭 母ビーナスライン('06 函館SS)、祖母ホクトペンダント('96 報知杯4歳牝馬特別2着)

アメリカンムーン  3/18 16R 51.6 3着/6頭 おじアフリカンゴールド('19 アルゼンチン共和国杯3着)

アイティオピコン  3/25 3R   52.7 4着/6頭 

スプリングネイル  3/25 4R   52.1 5着/5頭 おじロイヤルパンプ(中央OP)、近親マチカネオーラ('06 中京記念

パイロスパー    4/1   9R   52.1 5着/6頭 半兄は最高馬体重勝利馬ショーグン

考察

北米で発展したDanzigの末裔で、血統に裏打ちされた持久力と北米らしい仕上がりの早さがウリのはずでしたが、能力試験の成績はさほど良くはありませんでした。1番時計は芝向きにも映るアメリカンムーンの51.6で、距離不足を加味しても不満が残ります。

アメリカの芝馬はコース構造の関係で日本のダートに向く産駒を送り出しやすいという話を聞いたことがありますが、本当なら中央ダートや小回りの地方コースで暴れることになるのでしょうか?

 

ザファクター

出走馬

キャッスルロック  3/11 14R 50.4 2着/6頭

エイシンルーキー  3/18 8R   52.1 1着/6頭 近親サカラートヴァーミリアンキングスエンブレム

ブレイブジャンヌ  3/18 18R 52.1 4着/6頭 半兄リュウノシンゲン('21 スプリングC

マサノエトワール  4/1   4R   52.2 5着/6頭 おじロードプラチナム('01 函館記念)、ゴールドヘイロー種牡馬

考察

アメリカンペイトリオットと父系、分岐ともに同じですが、こちらは現役時代ダートスプリンターとして鳴らしました。その分キャッスルロックが適性を見せた感がありますが、1年のみのリース供用で、パターンも何もないまま産駒はいなくなってしまいそうです。

 

アゾンブラック

出走馬

ミラコロカルミア  3/18 4R   51.7 1着/6頭 近親ムラマサノヨートー('07 NHKマイルC3着)

スターオブケリー  4/8   4R   50.0 1着/6頭 祖母メジロランバダ('97 日経新春杯

ソーサレス     4/8   8R   51.0 1着/5頭 大おばサンクスノート('10 京王杯SC

アゾンルージュ  4/8   9R   49.8 2着/6頭 母地方重賞4勝

考察

出走してきた産駒は4頭のみですが、時計、着順共に素晴らしい結果を残しました。ダート短距離ピンポイントの種牡馬ですので、適性の高さはあったと見ます。ウマ娘的な視点で見ればスターオブケリーの活躍が楽しみですが、地方馬場の適性はアゾンルージュに分がある気がしています。

 

ロゴタイプ

出走馬

カンツバキ     3/11 15R 52.8 3着/6着 おじダイワメジャー('04 皐月賞)、おばダイワスカーレット('08 有馬記念

エイレーネ     3/18 5R   50.4 1着/6頭 

ナツメク      3/18 12R 53.2 5着/6頭 おじコスモヘレノス('10 ステイヤーズS

ハッチャキコク   3/18 15R 52.5 4着/6頭 母ブラジルGI馬

考察

血統からダートは向かないのでは、という想定でしたが、エイレーネがなかなかの時計で1着を取りました。あくまで目安でしかありませんが、ダート適性も見込めるのではないでしょうか。

 

サトノアラジン

出走馬

デュアルテイル  4/1   4R   49.2 1着/6頭 半兄デュアルスウォード('12 京葉S)、デュアリス('20 兵庫ジュニアGP)、いとこレッドクラウディア('12 クイーン賞

オミワタリ     4/1   9R   51.4 1着/6頭 

ハーモニーキグナス 4/8   9R   51.8 4着/6頭

考察

ディープインパクトの後継種牡馬たちはなぜかダート適性が現れやすいのですが、3頭出走して時計もまずまず、1着2頭は立派ではないでしょうか。デュアルテイルはスピード能力が高そうで、かなり期待できそうです。

 

ディーマジェスティ

出走馬

ヴァンドプラティヌ 3/11 8R   53.5 6着/6頭 おじサムソンズプライド('13 プリンシパルS

シーモアドリーム  4/1   8R   50.7 3着/6頭 牝系フロリースカップ

考察

出走頭数が少なく、サンプルとして不十分ですが、母父ブライアンズタイムという血統ほどにパワー型種牡馬ではないのでしょう。産駒数の少なさもあり、傾向が出てくるには初年度世代だけでは不十分かもしれません。

 

エーシントップ

出走馬

エイシンスタートル 3/25 5R   52.0 4着/6頭 半兄エーシンヒットマン(中央OP)

考察

初年度産駒4頭のレアキャラ種牡馬です。Storm Catから繋がる筋持久力に長けた系統に属し、仕上がり早、ダートへ適性も示した短距離向きの万能種牡馬に分類できます。サンプルが少なすぎてこの頭数では判断できませんが、軌道に乗ってくれば一発はあり得る種牡馬です。

 

シルバーステート

出走馬

ヤマイチリリー   3/18 11R 51.1 2着/6頭 

考察

産駒が1頭のみで推測も難しいですが、悪くないタイムでの合格は能力の証明と見ていいでしょう。本腰は中央競馬でのレースと見ますので、ここはあくまで仕上がりアピールと見ます。

 

ドレフォン

出走馬

ダニー       3/18 16R 51.3 1着/6頭 祖母テンシノキセキ('03 セントウルS

考察

社台SS繋養のダートサイアーで、比較的価格帯も高いため地方にはあまり流れてこないかもしれません(あっても南関東?)が、1頭できっちり結果を出すあたりは値段分の能力がありそうです。ダニーは短距離向きに映りますが。

 

ビッグアーサー

出走馬

シェリノアール   3/18 2R   53.1 5着/6頭 近親ピュアオパール('11 関東オークス2着)

考察

ビッグアーサーの父は短距離なら馬場を問いませんでしたが、ビッグアーサーはやや芝に適性が寄っているのかもしれません。トラブルで新馬に間に合わず、未勝利デビューになったことから考えると、少し晩熟の面はあるのかもしれません。

 

まとめ

地方の支配者であったサウスヴィグラスが世を去って3年、地方はポスト・サウスヴィグラスの世界に突入しました。ヘニーヒューズは実績No.1ですが、種付け料が高額で地方では回収が難しく、パイロヘニーヒューズと比較すれば手ごろな種付け料ですが突き抜けた産駒がいないなど、既存種牡馬はどれも決め手に欠きます。そこに割って入れる可能性があるのは2世代目がデビューするアジアエクスプレス、ルーキー種牡馬コパノリッキーラニでしょう。

門別の馬場は特殊との評判もあり、ここでの活躍が参入馬のレベル・賞金水準がともに高い南関東での活躍に直結するとは限りませんが(例:昨年のエーデルワイス賞を勝ったソロユニット)、評判を上げるにはとても重要です。今年もホッカイドウ競馬には注目していこうと思います。