11/29に実施されたレースをピックアップして振り返っていきます。
阪神1R 2歳未勝利 ダート・1400m
スマッシャー(坂井瑠星騎手)は2着でした。以前の振り返り登場馬です。
前走から、ここで勝ち上がりは間違いないだろうと見ていましたが、ゲートでゴチャついた分、差し損ねてしまった印象です。勝ち馬はゲートを決めて、前めでレースを進められたアドバンテージを生かして、余裕を持って勝ち切りました。着差こそつけられましたが、ゲートと初速の鈍ささえが気にならない差であれば、次で勝ちぬけられると考えています。
アイリスクォーツ(吉田隼人騎手)は4着でした。POG指名馬です。
アイリスクォーツ1角で肩ムチ入ったぞ
— 高津真樹 (@MakiTakatsu) 2020年11月29日
阪神3Rは64.9-50.9=1.55.8
— 高津真樹 (@MakiTakatsu) 2020年11月29日
アイリスクォーツはこのどスロー追走できてなかったんだから相当おっとりした性格なのか、まだレースがわかってなかったのか
3角からびっしり追われて、4着まで押し上げられたのは○だけど、残り300ぐらいで脚終わってたし時間かかりそうだな
ほぼほぼ考察は引用ツイートで終わっていますが…
肩ムチが入ったのは1コーナーの入りなので、外に逃げようとしたのを矯正した可能性が高いと見ています。肩ムチのあと、右手綱を引っ張るような動きと合わせて押っ付けられていました。鞍上がレース中にアクションを取っていない時間の方が短いぐらいで、相当なズブさがうかがえます。次走これだけで上向くとは思えませんが、上り4Fの競馬で差を詰めたのは評価できます。牝限なら争覇圏と見ます。
ドリアード(☆団野大成騎手)は1着でした。ユニオンOCの所属馬です。
スタートを決めて、流れに乗ってレースを進められたのが勝因と見ます。35.8-12.1-35.2=1.23.1の比較的均質なペースの中、位置取りが重要だったと考えています。新馬戦で走破タイムはアテにならない部分がありますので、次走が試金石と見ていいでしょう。
東京7R 3歳上2勝クラス ダート・1400m
スズカコーズマンボ(▲小林凌大騎手)は1着でした。以前の振り返り登場馬です。
ゲートが決まり、序盤は押しても進んで行かないのはいつものことで、後方集団のインに位置取りました。内埒に張り付く進路取りから、直線は外に出してあとは伸びるだけ、という前走を再現したスムースな競馬でした。こうなれば3kg減の恩恵は大きいでしょうし、勢いの違う脚で差し切って突き抜けました。走破時計は平凡の一言ですし、自分からレースを作れるタイプでもない分展開待ちの面はあります。しかし、ハマった時の破壊力は3勝クラスでも通用してもおかしくないと考えています。平場の3勝クラスのレースはないため、小林騎手の継続起用は? ですが、ここ3戦はスムースに、自信を持って乗れていますし、このコンビで挑んでいってほしいですね。
東京8R ベゴニア賞(2歳1勝C) 芝・1600m
アルコディオーサ(田辺裕信騎手)は5着でした。ユニオンOC所属馬です。
スタートは普通ぐらいでしたが、進んで行かず道中で最後方まで下がってしまいました。最後ジリジリ伸びて掲示板は確保しましたが、現状1勝クラスでも力の差があると考えます。一口馬だけに、掲示板を確保できたのは褒められることです。まずはクラス慣れから、力をつけていってほしいところです。
東京9R オリエンタル賞(3上2勝C) 芝・2000m
コスモインぺリウム(柴田大知騎手)は1着、プリマヴィスタ(岩田康誠騎手)は7着でした。両馬とも、以前の振り返り登場馬です。
プリマヴィスタはダートもう1度試してみて、ダメならスプリント戦かなあ
— 高津真樹 (@MakiTakatsu) 2020年11月29日
62.4-59.2=2.01.6の前後半ラップで、入りがこれだけ楽で、それなりに縦長になって位置取りゲームになれば逃げの利点は生きてきます。休み明け2戦目で良化もあったでしょうし、人気どころも長欠明けや中1週での強行軍など、力を出し切れない原因が容易に見つけられそうな、薄いメンバー構成だったことが幸いしました。
プリマヴィスタは位置を取りに行って前残りに欠けましたが、決め手が通用していないのでしょうか…
条件を変えてみること以外に打開策を思いつきません…
東京10R シャングリラ賞(3上2勝C) ダート・1600m
セラン(武豊騎手)は5着でした。以前の振り返り登場馬です。
ハナを叩かれて気分を害したことが最後の伸びに影響したのかなあ、という見立てを持っています。今回は仕掛けを送らせて、後続が迫ってから追い出してそのまま呑み込まれましたが、早めに交わして突き放して粘り込む競馬の方がこの馬には合うのではないかと感じました。抜け出して遊ぶ可能性を考慮しての仕掛け待ちだったのかもしれませんが…
ヒラボクラターシュ(石橋脩騎手)は7着でした。出走表からの選定馬です。
ヒラボクラターシュはそれなりの位置取れて、3角からアクセル踏んでく競馬はできた。残り150辺りで脚終わったけど、雰囲気は良かった。徐々に戻ってきてる。
— 高津真樹 (@MakiTakatsu) 2020年11月29日
佐賀記念で見せた強気の破壊的な競馬が記憶に残っており、去年半ばから崩れてきた形が戻ってきていると感じています。もう1戦順調に使えてからようやく勝負と見ますが、走りの雰囲気的には次走あたり駆けても不思議ではないと見ます。
東京11R ウェルカムS(3上3勝C) 芝・2000m
ヒシイグアス(松山弘平騎手)は1着でした。出走表からの選定馬です。
ヒシイグアスはパドックで馬っ気出しながらのちの重賞馬に詰め寄ったし、折り合い機能のついてないpnkt外人で勝ち上がってきてるからな、強いぞ
— 高津真樹 (@MakiTakatsu) 2020年11月29日
ラストドラフトと新馬戦で戦ったのがこのヒシイグアスです。先行しながらも鋭い決め手を発揮できるのが持ち味で、重賞勝てる馬だと見ていますので、OP昇級に4歳の冬までかかったことが遅いぐらいです。次走重賞でも注目の1頭です。
以上、11/29の注目馬振り返りでした。