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2021年新種牡馬:イスラボニータ

こんばんは。高津です。

先日痛風発作でひどい目に遭いましたが、This the Painkiller.な化学物質のおかげで回復することができ、人間性を取り戻すことができそうです。

延び延びになってしまっていましたが、今回の新種牡馬シリーズはイスラボニータを取り上げようと思います。

 

種牡馬データ

イスラボニータ

2011年5月21日生

父:フジキセキ

母:イスラコジー

母父:Cozzene(→CaroフォルティノGray Sovereign)

母母父:Crafty Prospector(→Mr.Prospector)

母母母父:Far North(→Northern Dancer)

母母母母父:Drop Valley(→Newton WonderFair TrialFairwayPhalaris)

母父CozzeneGray Sovereignを経由したNasrullahを持っており、母母父父Mr.Prospectorが母父にNasrullah直仔Nashuaを持っており、Nasrullahの影響がそれなりに大きい血統構成になっている。同じフジキセキ産駒種牡馬として重賞馬を送り出しているダノンシャンティMill ReefNever Bendを経由したNasrullahが母の父に入っています。

 

 戦績

2013年(2歳) 4戦3勝 新馬新潟2歳S②、いちょうS東スポ杯2歳S

2014年(3歳) 6戦3勝 共同通信杯皐月賞東京優駿

           セントライト記念天皇賞・秋

2015年(4歳) 4戦0勝 毎日王冠③、天皇賞・秋③、マイルCS

2016年(5歳) 6戦0勝 富士S②、マイルCS②、阪神C

2017年(6歳) 5戦2勝 マイラーズC阪神C

キャリア計  25戦8勝

3歳終了までに6勝とキャリア大半の勝利を挙げ、早熟性を示しました。半面、古馬混合戦は17戦して2勝に終わっていることは成長力に欠ける一面があることを示唆していると考えられます。

新潟2歳Sハープスターに抵抗できず敗戦した本馬が皐月賞を制したことは、同世代の牡馬への評価に影響した点は指摘されて然るべきと思います。ダービー制覇後、秋初戦で燃え尽きたワンアンドオンリー菊花賞後は頓挫続きで出走すらままならなかったトーホウジャッカルなど、本当にレベルが低かったと断言してしまえば否定はできないところですが…

本馬は配合170、血統登録産駒数116を数えましたが、この人気を集めた背景は2歳から6歳まで大きな故障休養なく走り切ったタフネスを評価してのものと見ています。

 

産駒ピックアップ紹介

イスラボニータ産駒126頭の中から10頭をピックアップして紹介します。母名の50音順で紹介しますので、順番に意味はありません。

 

イナズマアマリリス2019(ウォーターミュージック系)

イナズマアマリリスは2006年生まれのスエヒロコマンダー産駒で、道営デビューから中央移籍後ファンタジーSを制しました。三代母にイナズマクロス(シービークロス、'91クイーンS)がいます。

フジキセキ種牡馬×ダンシングブレーヴ牝馬の組み合わせからは、ミツバ(カネヒキリ母父コマンダーインチーフ、'19川崎記念)、スーパージェット(カネヒキリ母父ダンシングブレーヴ、'18ロータスクラウン賞)が出ています。

母父スエヒロコマンダーコマンダーインチーフ産駒で、7年余りの種牡馬生活で50頭ほどの産駒を送り出しました。中央競馬で重賞を勝ったのはイナズマアマリリスのみ、地方重賞馬も1頭のみと地味な種牡馬です。ミツバに近い血統構成、兄姉はダートで活躍していますのでダートからになるでしょうが、母のように芝での実績を期待したいですね。

 

エルーセラ2019(輸入牝系)

母エルーセラは2010年生まれのSpirit One産駒で、'13ロワイヨモン賞(仏T2400m)を勝っています。きょうだいに目立った活躍馬はいません。母としてまだ代表産駒といえる馬を送り出せていません。

フジキセキ種牡馬×Danzig牝馬の組み合わせからは、ファイングレイン(フジキセキ母父Polish Precedent、'08高松宮記念)、カシアス(キンシャサノキセキ母父Dylan Thomas、'17函館2歳S)が出ています。

同型配合の活躍馬から見るに、距離適性は短めに出るかもしれません。母は3歳重賞を制しましたし、最近整備の進む3歳スプリント戦線に水を向けてくるかもしれません。

 

ゴッドビラブドミー2019(ファーガーズプロスペクト系)

母ゴッドビラブドミーは2005年生まれのブライアンズタイム産駒で、地方競馬で7勝を挙げました。きょうだいに活躍馬はいませんが、その母ゴッドインチーフは2歳でききょうS、3歳でエルフィンSの2つのOP特別を制しました。母としてミューチャリー(パイロ、'19羽田盃)を送り出しています。

フジキセキ種牡馬×Roberto系牝馬の組み合わせからは、メイケイペガスター(父フジキセキ母父ブライアンズタイム、'13共同通信杯)、ベルーガ(キンシャサノキセキ母父Kris S.、'17ファンタジーS)、フレッチャビアンカ(キンシャサノキセキ母父シンボリクリスエス、'20スプリングC)が出ています。

半兄は南関東に所属しながら中央馬に負けない活躍を見せていますが、この馬は芝向きに生産されたのではないかと考えます。フジキセキの系統はダートでも潰しが利くので、まず芝を試してほしいですね。

コッパ2019(輸入牝系)

母コッパは2013年生まれのYesbyjimmy産駒で、'16ヴィクトリーライドS(米D6.5F)を制しました。きょうだいに活躍馬はおらず、初産で繁殖実績はありません。

フジキセキ種牡馬×Bold Ruler牝馬の組み合わせからは、ロサギガンティア(フジキセキ母父Big Shuffle、'15阪神C)が出ています。

母が海外重賞馬ということでの選定ですが、Boldnesianを経由しないBold Rulerということで、非常にレアな血統と言えます。芝なら短距離、ダートならマイルまでの馬になりそうですが、メジャー血統内のマイナー分岐の血を享けた馬として注目したいですね。

 

セクシーザムライ2019(輸入牝系)

母セクシーザムライは2004年生まれのDeputy Minister産駒で、競走馬として35戦2勝を挙げました。おばにOne Caroline(Unbridled's Song、'09ランパートS・米D9F)がいるほか、母としてトップディーヴォ(キングカメハメハ、'17BSN)、エポック(ヴァーミリアン、'18阿蘇S2着)、マスターフェンサー(ジャスタウェイ、'20ブリリアントS2着)を送り出しています。

フジキセキ種牡馬×Deputy Minister牝馬の組み合わせからは、カネヒキリ(フジキセキ母父Deputy Minister、'06フェブラリーS)、ミラクルレジェンド(フジキセキ母父Awesome Again、'13エンプレスS)、デグラーティア(フジキセキ母父デヒア、'08小倉2歳S)が出ています。

半兄たちがことごとくダートで活躍していますし、芝意識の配合と見える3歳上の兄同様、ダート向きに出る可能性が高いと思われます。母も高齢に差し掛かっての出産ですので、仕上がりは兄たちより遅めかもしれません。

 

トーコーニーケ2019(アストニシメント~ビューティーマリヤ系)

母トーコーニーケは2011年生まれのキングカメハメハ産駒で、競走馬として33戦して地方重賞6勝を含む9勝を挙げました。半弟にピスハンド(ヘニーヒューズ、'20菊水賞2着)がいます。母としてはまだ産駒デビューに至っていません。

フジキセキ種牡馬×キングカメハメハ牝馬の組み合わせからはルフトシュトローム(キンシャサノキセキ、'20ニュージーランドT)、ナンヨーオボロヅキ(キンシャサノキセキ、'19高知優駿)が出ています。

牝系は日本に根付いた系統で、ファイトガリバー(ダイナガリバー、'96桜花賞)やコスモフォーチュン(マイネルラヴ、'06北九州記念)、コスモプラチナ(ステイゴールド、'09マーメイドS)などが出ている分岐でもあります。

おじも同じオーナーが所有されていますし、仔分け持ち、もしくは預託だとすれば地方デビューになる可能性が高いです。個人的には母がリオンディーズに似た血統構成をしていますので、芝で見てみたい気持ちがありますが…

 

マイジェン2019(輸入牝系)

母マイジェンは2007年生まれのFusaichi Pegasus産駒で、競走馬として9戦して重賞を含む4勝を挙げました。重賞は'10ギャラントブルームH(米D6F)の1勝です。

半弟にCaravaggio(父Scat Daddy、'17コモンウェルスC・英T6F)がおり、母としてサトノゴールド(ゴールドシップ、'19札幌2歳S2着)を送り出しています。

フジキセキ種牡馬×Mr.Prospector牝馬の組み合わせからは、シンメイフジ(フジキセキ母父ティンバーカントリー、'10関東オークス)、テーオーエナジー(カネヒキリ母父Crafty Prospector、'18兵庫CS)、テンシノキセキ(フジキセキ母父Mr.Prospector、'03セントウルS)、ストライクイーグル(キンシャサノキセキ、母父Marquestry、'20大井記念)が出ています。

この馬も母が海外重賞勝ち馬ということで選定です。半兄が裂蹄で休養に出たまま春のクラシックを終えてしまいましたが、期待馬を送り出したということで、この馬も期待馬の下ということでそれなりの注目を集めることは難くないですね。父からマイル路線を歩むことが想像できますが、クラシック意識で中距離スタートになるでしょうか。

 

カシシ2019(クラフティワイフ)

母カシシは2012年生まれのジャングルポケット駒で、競走馬として7戦0勝の成績を残しました。全兄にトーセンジョーダン('11天皇賞・秋)、甥にトーセンスターダム(ディープインパクト、'17マッキンノンS)がいます。

フジキセキ種牡馬×ジャングルポケット牝馬の組み合わせからはサクセスエナジー(キンシャサノキセキ、'18さきたま杯)が出ています。

日本屈指の牝系出身ではありますが、フジキセキ母父ジャングルポケット母母父ノーザンテーストとやや時代遅れの感はあります。2歳上の半兄パンディーロは同系のキンシャサノキセキ産駒であり、この馬のベンチマークになりえますが、新馬惨敗ののち立て直されている最中のようです。牝馬ですので、無事であれば次代に望みが繋がりますが…

 

サンダーカップ2019(輸入牝系)

サンダーカップは2005年生まれのサンダーガルチ産駒で、未出走のまま繁殖入りしました。近親に活躍馬はいませんが、母としてラブリーマリア(父Majesticperfection、'15ケンタッキーオークス・米D9F)を送り出しています。

フジキセキ種牡馬×Mr.Prospector牝馬の組み合わせからは、シンメイフジテーオーエナジーテンシノキセキストライクイーグルが出ています。

米GI馬の半妹ということで選定です。半姉イブニングサンダー(父Morning Line)の2019年産駒もイスラボニータ産駒であり、二重で楽しめるかもしれません。

 

ヘイローフジ2019(アサカフジ系)

母ヘイローフジは2003年生まれのキングヘイロー産駒で、47戦6勝の成績を挙げました。半兄にキョウワロアリング(サンデーサイレンス、'07北九州記念)がおり、母としてローレルベローチェ(サクラバクシンオー、'16淀短距離S)を送り出しています。

フジキセキ種牡馬×ダンシングブレーヴ牝馬の組み合わせからは、ミツバスーパージェットが出ています。

母は'08尾張Sを制したほか、'09京阪杯3着など、スプリント戦線で活躍しました。半兄もそのスピードを生かした配合でOPクラスの競走を制しました。父が替わったことでマイル近辺にフォーカスしていくのか、母や半兄のようにスプリント路線に進むのか、今から楽しみですね。

以上、2021年新種牡馬イスラボニータ編でした。