ギャンブライダーの勝手語り

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2021年新種牡馬:シルバーステート

すっかり間隔が空いてしまいました。高津です。

前回は新種牡馬で最も多い種付けをこなしたコパノリッキーについて紹介しました。

 

makitakatsu1990.hatenablog.com

 

今回は191頭に種付けを行い、115頭の産駒が血統登録されたシルバーステートを紹介しようと思います。

 

シルバーステートは2013年生まれの牡馬です。

父はサンデーサイレンスの代表産駒の一頭で、種牡馬としても多くの活躍産駒を送り出したディープインパクト、母はSilver Hawk産駒でフランス12F路線のG3を2勝したシルバースカヤです。

おばにMumtaz(父Kaldoun、'00ウィンスターディスタフハンデ)、おじにBeriskaio(父Bering、'00ギシュ賞3着)、いとこにシックスセンス(サンデーサイレンス、'06京都記念)、スペルバインド(ゴールドアリュール、'08スイートピーS2着)、デルフォイ(スペシャルウイーク、'09京都新聞杯2着)がいる牝系の出身です。

現役時代は5戦4勝で、2歳時に3戦し2勝、屈腱炎発症による1年7カ月の休養を経て4歳で復帰、2勝を挙げオープン入りを果たしましたが再度屈腱炎を発症。一度は復帰を目指しましたが断念、種牡馬入りとなりました。

ディープインパクト産駒の種牡馬は20018年当時で21頭おり、その中で191頭の種付け、血統登録115頭はともに最多となります。当時の期待の高さがうかがえます。

 

注目産駒

コパノリッキーの紹介記事の際と同様に、10頭を抜き出して紹介します。近親に重賞馬や活躍馬がいる馬は50頭以上いますので…

カラヴィンカ2019

おじにTapit(Pulpit、'04ウッドメモリアルS)がいるほか、祖母の半兄にRubiano(Fappiano、'92ヴォスバーグS)、同族にサマーバード(父Birdstone、'09ベルモントS)がいる新大陸系の牝系出身です。

母の父はおじと同じくA.P.Indy産駒のBernardiniディープインパクト母父A.P.Indy種牡馬の組み合わせはグランアレグリア(母父Tapit、'19桜花賞)が目立つ程度と特別相性を強調できる組み合わせではありませんが、母母父Unbridledダノンバラード('13アメリカジョッキークラブC)、ダコール('15新潟大賞典)を、その産駒Unbridled's Songコントレイル('20皐月賞)やダノンプラチナ('14朝日杯FS)を母父として送り出していますので、ディープインパクトとの親和性は高いと見ています。

カルディーン2019

母カルディーンカレラ・エストレラス・ジュヴェナイルフィリーズセレシオン大賞(アルゼンチン1000ギニー)のアルゼンチンG1を2勝しました。母父Roman Ruler外国産馬マスクゾロ('16シリウスS)を送り出していますが、母の父としてはまだ実績を挙げていません。母母父はDamascus産駒、その母母母父はBlandfordを経ないSwynfordの末裔、そのほかDjebelを経ないTourbillon、Son-in-low血脈が挿入されているなど、いま日本ではお目にかかれないような血統が詰まっています。

ディープインパクトマカヒキ('16日本ダービー)やサトノダイヤモンド('16有馬記念)、サトノフラッグ('20弥生賞)など、アルゼンチンの牝系と相性がいいので、この馬もそのパターンだと面白いですね。

ジャストトゥートゥー2019

母ジャストトゥートゥーIn Excess産駒アメリカのステークスウイナーです。

近親の活躍馬は半姉にクインズミラーグロ(マンハッタンカフェ、'18小倉大賞典2着)がいるほか、Cat's Cradle(父Flying Paster、'95エイコーンS)がいる一族に属しています。

In Excessの系統自体があまり日本に馴染みがないこともあり、データの蓄積はありませんが、半姉も活躍していることですし、期待できそうです。

フェアリーライン2019

母フェアリーラインは2勝を挙げた下級条件馬ですが、NureyevSadler's WellsFairy Bridgeを送り出したSpecialを4代母に持つ血統です。

近親にマイネルスケルツィ(グラスワンダー、'06ニュージーランドT)がおり、全く枯れた系統でもないと思いますが、勢いはほかの系統には劣るかもしれないですね。

ミッキーパール2019

母は未出走馬のタニノギムレット産駒です。

おじにダークメッセージ(ダンスインザダーク、'08日経新春杯2着)、トーセンジョーダン(ジャングルポケット、'11天皇賞)、トーセンホマレボシ(ディープインパクト、'12京都新聞杯)、いとこにトーセンスターダム(ディープインパクト、'17エミレーツS)、トーセンバジル(ハービンジャー、'18アンダーウッドS2着)がいる一族と、一昔前の感はありますが、活発な牝系の出身です。

母父タニノギムレットを持つ活躍馬はパフォーマプロミス(ステイゴールド、'18アルゼンチン共和国杯)がおり、サンデーサイレンス系との相性も悪くありません。Robertoのクロスも面白そうです。

ムーンライトベイ2019

母は未出走馬ですが、祖母がアイルランドインターナショナルSの勝ち馬です。

半姉にシゲルピンクダイヤ(ダイワメジャー、'19桜花賞2着)、おじにムーンリットレイク(ディープインパクト、'14福島TVOP)がいる一族の出身です。

母系は欧州で実績を残していますし、同じ欧州にルーツを持つディープインパクトとは相性が悪くありませんし、いい面が引き出されてほしいですね。

ギエナー2019

母ギエナーRedoute's Choice産駒で3戦して1勝を挙げました。母は南半球産ですが、Zarkava(父Zamindar、'08凱旋門賞)、Zarkiya(父Catrail、'00サンドリンガム)がいます。

ディープインパクト×Redoute's Choice牝馬の配合組み合わせを持つ活躍馬はサトノアーサー('18エプソムカップ)がいます。本馬は2019年のセレクトセール当歳で3000万円を超える価格で取引されました。購買者はDMMであり、一口募集がありそうです。

ゴーバンズ2019

母は中央→兵庫と籍を移して6戦しましたが、未勝利で競走馬生活を終えています。

いとこにダイメイプリンセス(キングヘイロー、'19北九州記念)、ダイメイフジ(アグネスデジタル、'18ラピスラズリS)がいる牝系です。

ディープインパクトとフレンチデピュティ牝馬の組み合わせはニックスと目される好相性配合で、母母父のStorm Birdも相性が良いと予測できます。

ディアアレトゥーサ2019

母は'10紫苑Sを制したディアアレトゥーサで、おじにナカヤマフェスタのいる牝系の出身です。

珍しくトーセンダンスを母の父に持ち、SSの強いクロスで闘争心を出そうという配合に見えます。底力を伝えるNijinskyクロスも大舞台に向きそうです。

ユキノクイーン2019

母は中央500万下クラスで息長く走り、34戦で2勝を挙げました。

半姉に公営名古屋の三冠馬エムエスクイーンがいるほか、ウインドフィールズ(父ウインザーノット、'94セントライト記念)がいる牝系の出身です。半姉から地方で走る可能性が高いですが、ディープインパクト後継種牡馬はダート向きの産駒を出す傾向にあり、意外なダート適性を見せるかもしれません。

以上、シルバーステートの紹介でした。