ギャンブライダーの勝手語り

アラサー競馬狂チャリ乗りの日々やら考えたことが集積されていきます

2021年新種牡馬:コパノリッキー

先日、こんな記事を書きました。

makitakatsu1990.hatenablog.com

 

この記事それなりのPVをいただきまして(当社比)、反応いただいた中ではシルバーステートに関してのものが多かったのですが、予告通り、今回はコパノリッキーについて取り扱うことにします。

 

競走成績は以下を↓

www.jbis.or.jp

 

血統は以下を↓

www.jbis.or.jp

 

父はサンデーサイレンス産駒ゴールドアリュール、母はティンバーカントリー産駒コパノニキータです。

本馬以外でゴールドアリュール×ティンバーカントリー牝馬の組み合わせを持つ馬は'17JBCレディスクラシックを制したララベル、'18クイーン賞を制したアイアンテーラーがいます。母父がWoodman産駒種牡馬に拡大すると、公営・大井で重賞2勝を挙げたステップオブダンス(母父ヘクタープロタクター)が出ています。

コパノリッキーは、ゴールドアリュールと同じく、ダート戦線で活動し、G1級競走11勝を挙げる大活躍をしました。経験した距離は1200mから2100mで、1400-2000mで勝利を挙げました。デビュー当初から500kgを超えていた大柄な馬で、その馬体に備えたパワーを生かして地方交流競走で活躍しました。

馬格があることはセール販売におけるアピールポイントになりますし、ダート競走での活躍が194という種付け数を記録する原動力になったのだと考えます。

 

注目産駒

血統登録された馬のうち、気になる馬を10頭、ピックアップして紹介します。

牡馬:6頭

シェアースマイル2019

母は2011年のエーデルワイス賞を制したシェアースマイルです。ほかの近親に目立つ活躍馬はいませんが、Mr.Prospectorのクロスがあり、日本のダートに向く産駒が出そうです。

ネフェルメモリー2019

母は南関東に所属し、桜花賞東京プリンセス賞の2冠を制したネフェルメモリーです。同族にはイケトップガン(マヤノトップガン、'12函館記念2着)がいます。母は14歳とあまり若くないこと、初子がゴールドアリュールとの配合で、門別ー園田ー門別と渡って下級条件で5勝に留まっていることが気になります。

ハローマリリン2019

母は未勝利馬ですが、サカラートヴァーミリアンなどを輩出したスカーレット一族に連なる馬で、本馬の叔父にサンライズモール(クロフネJRAオープン馬)、いとこにタイセイアベニール(ベーカバド、'20鞍馬S)がいます。また、生産牧場が青森であり、ミライヘノツバサのように、本州産馬として頑張ってほしいところです。

ブライトサファイヤ2019

5歳上の半兄にサンライズノヴァ(ゴールドアリュール、'19マイルチャンピオンシップ南部杯)が、叔父にサンライズマックス(ヘネシー、'07フェブラリーS)がいます。

ちなみに、本馬の母系をたどっていくとダイシングというアメリカ産馬にたどり着きます。この馬は社台グループにゆかりのある馬で、その馬がグループ外の牧場で活躍馬を送り出しているというのは非常に興味深いところです。

リアルシャダイの3×5のクロスを持ち、その父Robertoに加え、Mr.Prospectorが持つNashuaの多重クロスが成立しており、Nasrullahの影響が大きく思われる配合になっています。日本のダート、特に地方のダートはNasrullahと相性も良く、期待できそうです。

ラブミーチャン2019

母は言わずと知れたダートグレード戦線で活躍したラブミーチャン(サウスヴィグラス、'09全日本2歳優駿)です。半兄姉たちは地方ダートで活躍しており、2歳上の兄・ラブミージュニア(ゴールドアリュール)は地方重賞で1番人気に推された経験を持ちます。大叔父にはイッシンドウタイ(スズカマンボ、'15マーチS2着)がいるほか、叔父にダブルスター(シニスターミニスター、'15マイルチャンピオンシップ南部杯4着)がいます。

5代血統表の中に名前はありませんが、Bold RulerNasrullah直系の血のほか、Mr.Prospectorを経由したNashuaなど、Nasrullahの影響は強いといえるほか、Northern Dancerの血統が随所に挿入されており、北米色が強い血統です。半兄姉同様、地方のダートに適性を示すかもしれません。

エルヴィエント2019

母は地方競馬で5勝を挙げました。近親では2歳オープン競走・ききょうSを勝利したネオヴァンクル(フレンチデピュティ)が目立つ程度ですが、祖母マイライフスタイルは本馬の祖父サンデーサイレンスの全妹で、Wishing Wellのクロスが発生します。牝馬クロスは半兄姉ですでに試行されていますが、Woodmanの3×3も成立しており、底上げがあるかもしれません。

牝馬:4頭

クリノビリオネア2019

 母は準オープンまで勝ち上がったクリノビリオネア、半兄には先日降着でG1勝利が手から滑り落ちたクリノガウディー(スクリーンヒーロー)、中央で計4勝を挙げているクリノサンレオ(キングヘイロー)、半姉にはゴールドアリュール産駒クリノカサットがおり、中央では2着が最高ですが、園田で5戦2勝2着3回と適性を見せており、本馬も地方場に適性を示す可能性があります。

配合の特徴はHaloクロスでしょう。気性難の可能性は高まりますが、サンデーサイレンスの競走能力は激しい気性に支えられていました。去勢リスクは高まりますが、旺盛な闘争心で競り落とすようなレースを見たいですね。

ハタノガイア2019

半姉にレイチェルウーズ(ヘニーヒューズ、'19東京2歳優駿牝馬)がいる血統で、Haloの3×4のクロスが成立するなど、面白い配合がなされています。兄姉の大半が地方に籍を置いていますので、おそらく中央で走ることはないでしょう。所属した競馬場の3歳三冠をにぎわせてくれる存在になりそうです。

マチカネホシシロキ2019

この馬もおそらく地方競馬に籍を置くことになるのではないでしょうか。半兄にインサイドザパーク(タイムパラドックス、'12東京ダービー)がおり、いとこにゴットフリート(ローエングリン、'12朝日杯FS3着)やヴァルディゼール(ロードカナロア、'19シンザン記念)がいる牝系の出身です。

配合の特徴はWoodmanの3×4のクロスでしょう。Woodman産駒は仕上がりの早い馬も多く、それを強調して早く仕上げて早めに使い出すことが可能になりそうです。牝系的にも早い時期の競走に向きそうです。

リーグルメアリー2019

半兄にアメリカの6F重賞を3勝したAlsvid(父Officer、'16Aristides Stakes)、テーオーヘリオス(Fusaichi Pegasus、'18北海道スプリントC)、テーオージーニアス(ゴールドアリュール、'19カペラS2着)がいるほか、叔父にBuddy Gil(父Eastern Echo、'03サンタアニタダービー)、フサイチピージェイ(Awesome Again、'10佐賀記念2着)などがいる牝系で、ダートにはかなり高い適性がありそうです。

同系にあたるテーオージーニアスの活躍も心強いところです。

以上、コパノリッキーの紹介でした。次回はシルバーステートを紹介します。