Dancin' on a Daily Basis

アラサー競馬狂チャリ乗りの日々やら考えたことが集積されていきます

2022年の新種牡馬たち・一覧

 

来年のことを言うと鬼が笑うと言いますが、一口クラブは当歳募集があるクラブもあるので、遅いかなあという感もあります。

中座している2021年初年度産駒デビューの種牡馬の紹介は気が向いたら追加します。(アクセスを見ている限り需要がなさそうなので…)

※本記事はJBIS-searchとJAIRSのデータを基に構成しています。

 

 

グループ:サンデーサイレンス

未だ膨張を続けるサンデーサイレンスの子孫たちが、12頭スタッドインしています。

サンデーサイレンスの後継争いは孫世代に移行した印象ですが、先日ネオユニヴァースの代表産駒であるヴィクトワールピサがトルコに売却されるというリリースがあり、実績馬と言えど、成績が落ちれば都落ちを余儀なくされる厳しい現実を突きつけられた気がしています。

最多種付け数はディープインパクト産駒リアルスティールで177頭、次点が同じくディープインパクト産駒サトノダイヤモンドで114頭。それにグレーターロンドン65頭、レインボーライン44頭と続いています。あとの8頭は種付け数が10に満たない零細種牡馬ということになるでしょうか。

サトノダイヤモンド産駒は昨夏のセレクトセールで億越えの落札もあり、マーケット向き、リアルスティール産駒はUMAKAUで掲載されている産駒の形が良く映り、2021年は既のブックフルと馬産地の評判は良いように感じられます。

グレーターロンドンレインボーラインの産駒は繋養地の特性的に産駒のマーケット流通は今年からになるでしょう。両馬共に牝系の繁殖成績は申し分なく、グレーターロンドンは脚部不安(爪の不安)が遺伝しないことがポイントになりそうです。

 

キョウエイギア(byディープスカイ

種付け2、登録1

主な勝ち鞍:'16 ジャパンダートダービー・大井D2000

繋養先:青森・ワールドファーム

種付け料:受胎条件30万円フリーリターン特約

 

グランシルク(byステイゴールド

種付け5、登録1

主な勝ち鞍:'17 京成杯AH・中山T1600m

繋養先:千葉・北総ファーム

種付け料:プライベート

 

グレーターロンドン(byディープインパクト

種付け65、登録44

主な勝ち鞍:'18 中京記念・中京T1600m

繋養先:日高・ブリーダーズスタリオン

種付け料:受胎条件50万円フリーリターン特約、出生条件50万円

 

コルヴァッチ(byディープインパクト

種付け0

主な勝ち鞍:未勝利

繋養先:新ひだかレックススタッド

種付け料:受胎条件20万円フリーリターン特約、出生条件30万円

 

サウンドスカイ(byディープスカイ

種付け8、登録5

主な勝ち鞍:'15 全日本2歳優駿・川崎D1600m

繋養先:新冠優駿スタリオン

種付け料:受胎条件30万円、出生条件50万円

 

サトノダイヤモンド(byディープインパクト

種付け114、登録91

主な勝ち鞍:'16 有馬記念・中山T2500m

繋養先:胆振社台スタリオンステーション

種付け料:受胎条件300万円フリーリターン特約

 

ディオスコリダー(byカネヒキリ

種付け2、登録1

主な勝ち鞍:'17 カペラS・中山D1200m

繋養先:新ひだか・前谷武志牧場

種付け料:プライベート

 

ディープエクシード(byディープインパクト

種付け2、登録2

主な勝ち鞍:なし(中央2勝)

繋養先:浦河・イーストスタッド

種付け料:プライベート

 

モンドキャンノ(byキンシャサノキセキ

種付け1、登録1

主な勝ち鞍:'16 京王杯2歳S・東京T1400m

繋養先:新冠クラックステーブル

種付け料:受胎条件20万円フリーリターン特約、出生条件30万円

 

リアルスティール(byディープインパクト

種付け177、登録108

主な勝ち鞍:'16 ドバイターフ・ドバイT1800m

繋養先:胆振社台スタリオンステーション

種付け料:受胎条件200万円フリーリターン特約

 

レインボーライン(byステイゴールド

種付け44、登録26

主な勝ち鞍:'18 天皇賞(春)・京都T3200m

繋養先:新冠優駿スタリオン

種付け料:受胎条件50万円フリーリターン特約、出生条件70万円

 

イカバード(byディープインパクト

種付け4、登録0

主な勝ち鞍:'16 元町S(中央1600万下)・阪神T1600m

繋養先:新ひだかレックススタッド

種付け料:受胎条件30万円フリーリターン特約、出生条件50万円

 

グループ:キングマン

サンデーサイレンスの時代を止めたキングカメハメハを送り出したKingmamboの子孫は6頭がスタッドインしています。

最多種付けはミッキーロケット117頭、次いでビーチパトロール108頭が100頭超え、ヤマカツエース58頭、レーヴミストラル52頭で2桁はここまで。

ビーチパトロールは同系統で期待に応えられなかったアルカセットの面影を払拭することができるでしょうか。同父の種牡馬にはアポロキングダムがおり、種牡馬適性はあってもおかしくありません。

エルコンドルパサーの孫にあたるストゥディウムも産駒が生まれていますが、種付け数が少なく、超零細の域を出ません。個人的にはPOG指名馬初の重賞馬であるレーヴミストラルに期待しています。可能なら一口出資もしたい。

 

エスタンパレード(byキングカメハメハ

種付け1、登録0(出生未登録)

主な勝ち鞍:'17 蹴上特別(中央1000万下)・京都D1900m

繋養先:新ひだか・ウエスタンファーム

種付け料:不明

 

ストゥディウム(byルースリンド

種付け2、登録1

主な勝ち鞍:'15 羽田盃・大井D1800

繋養先:日高・フジモトバイアリースタッド

種付け料:プライベート

 

ビーチパトロール(byLemon Drop Kid)

種付け109、登録87

主な勝ち鞍:'17 アーリントンミリオン・米T1Mile1/4

繋養先:新ひだかレックススタッド

種付け料:受胎条件80万円フリーリターン特約

 

ミッキーロケット(byキングカメハメハ

種付け117、登録64

主な勝ち鞍:'18 宝塚記念阪神T2200m

繋養先:新冠優駿スタリオン

種付け料:受胎条件50万円フリーリターン特約、出生条件70万円

 

ヤマカツエース(byキングカメハメハ

種付け58、登録39

主な勝ち鞍:'17 金鯱賞・中京T2000m

繋養先:新ひだかアロースタッド

種付け料:受胎条件50万円フリーリターン特約

 

レーヴミストラル(byキングカメハメハ

種付け52、登録33

主な勝ち鞍:'16 日経新春杯・京都T2400m

繋養先:新ひだかレックススタッド

種付け料:受胎条件30万円フリーリターン特約、出生条件50万円

 

グループ:エンドスウィープ

アドマイヤムーンのスプリンターサイアー適性は意外がられていますが、その父エンドスウィープは7F重賞の勝ち馬で先祖帰りを起こしただけと解釈しています。

最多種付けはレッドファルクスの132頭、次点でファインニードルの105頭。ともにスプリントGIを2勝した名馬ですが、1世代前の血統表感は否めません。

 

ファインニードル(byアドマイヤムーン)…種付け105、登録59

主な勝ち鞍:'18 春秋スプリントGI・中京/中山T1200m

繋養先:日高・ダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックス

種付け料:受胎条件250万円

 

レオアクティブ(byアドマイヤムーン)…種付け1、登録1

主な勝ち鞍:'11 京王杯2歳S・東京T1400

繋養先:浦河・イーストスタッド

種付け料:プライベート

 

レッドファルクス(byスウェプトオーヴァーボード)…種付け132、登録80

主な勝ち鞍:'16-17 スプリンターズS・中山T1200m

繋養先:胆振社台スタリオンステーション

種付け料:受胎条件80万円フリーリターン特約

 

グループ:ロベルト

穴は多いが当たればホームランのロマン砲タイプの種牡馬が多数のRobertoの子孫からは4頭がスタッドインしています。種付け数が2桁に届いている商業ベース種牡馬ゴールドアクターのみで、あとはプライベート種牡馬と断言してしまっていいでしょう。

そのゴールドアクターはグランプリホースという実績を引っ提げての種牡馬入りでしたが、現役期間が長くなったこともあり、有馬記念制覇時のインパクトが薄れて牝馬を集められていない印象です。父が健在で同父のモーリスが人気種牡馬な影響もありそうですが…

 

クラウンレガーロ(byグラスワンダー

種付け5、登録3

主な勝ち鞍:五頭連峰特別(中央1000万下)・新潟T1600m

繋養先:日高・日西牧場

種付け料:プライベート

 

ゴールドアクター(byスクリーンヒーロー

種付け56、登録46

主な勝ち鞍:'15 有馬記念・中山T2500m

繋養先:新冠優駿スタリオン

種付け料:受胎条件50万円フリーリターン特約、出生条件70万円

 

ソルテ(byタイムパラドックス

種付け3、登録0

主な勝ち鞍:'16 さきたま杯・浦和D1400m

繋養先:新冠クラックステーブル

種付け料:受胎条件20万円フリーリターン特約、出生条件30万円

 

ハギノハイブリッド(byタニノギムレット

種付け3、登録3

主な勝ち鞍:'14 京都新聞杯・京都T2200m

繋養先:新ひだかアロースタッド

種付け料:プライベート

 

グループ:エーピーインディ

地方競馬の賞金増額傾向で注目を浴びているのがダート向きの種牡馬で、A.P.Indyの産駒たちはダートを主戦場としています。スタッドインした4頭のうち3頭が2桁種付けの需要があり、最多種付けのベストウォーリアが158頭と全体でも屈指の支持を受けました。個人的には産駒に出資が決まっているインカンテーションの奮起に期待しています。

この系統の需要の一端を担っていたカジノドライヴの死亡、地方ダートの増額によるマーケットの高騰と、この系統には拡大の好機と言えるでしょう。

 

インカンテーション(byシニスターミニスター

種付け33、登録25

主な勝ち鞍:'17 武蔵野S・東京D1600

繋養先:浦河・イーストスタッド

種付け料:受胎条件30万円フリーリターン特約、出生条件50万円

 

シゲルカガ(byパイロ

種付け20、登録13

主な勝ち鞍:'15 北海道スプリントC・門別D1200m

繋養先:浦河・イーストスタッド

種付け料:受胎条件30万円フリーリターン特約、出生条件50万円

 

ベストウォーリア(byマジェスティックウォリアー

種付け158、登録92

主な勝ち鞍:'14-15 マイルチャンピオンシップ南部杯・盛岡D1600m

繋養先:新冠優駿スタリオン

種付け料:受胎条件30万円フリーリターン特約、出生条件50万円

 

レガーロ(byBernardini)

種付け4、登録2

主な勝ち鞍:'15 もちの木賞(中央500万下)・京都D1800m

繋養先:新ひだかアロースタッド

種付け料:受胎条件20万円フリーリターン特約、、出生条件50万円

 

グループ:サドラーズウェルズ

ヨーロッパで絶大な勢力を誇るサドラーズウェルズの系統ですが、日本ではその担い手だったメイショウサムソンのトーンダウンとともに父系としては勢力を失いつつあります。反面ディープインパクトとの相性の良さが注目され、牝系に入って活躍馬を送り出しています。唯一の商業ベースの種牡馬タリスマニックはこの状況を打開できるでしょうか。

 

タリスマニック(byMedaglia d'Oro)

種付け113、登録66

主な勝ち鞍:'17 ブリーダーズカップターフ・米T1Mile1/2

繋養先:日高・ダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックス

種付け料:出生条件180万円

 

ユーノテソーロ(byRip Van Winkle)

種付け0

主な勝ち鞍:なし(地方未勝利)

繋養先:新冠・白馬牧場

種付け料:プライベート

 

リッチーリッチー(byTeofilo)

種付け1、登録1

主な勝ち鞍:'17 緑風S(中央1600万下)・東京2400m

繋養先:新冠クラックステーブル

種付け料:プライベート

 

グループ:デピュティミニスター

クロフネがフィリ―サイアーだったこともあり、もとより父系の存続は厳しい状況でしたが、クロフネ後継のテイエムジンソクがほぼオーナーのプライベート種牡馬と化している状態ではフレンチデピュティのラインは継承不可能でしょう。種付け155頭を数えたマインドユアビスケッツはSilver Deputyの分岐に属する馬で、現役で活躍しているコパノキッキングも同じ分岐に属しています。

 

テイエムジンソク(byクロフネ

種付け9、登録5

主な勝ち鞍:'18 東海S・中京D1800m

繋養先:新ひだかレックススタッド

種付け料:プライベート

 

マインドユアビスケッツ(byPosse)

種付け155、登録102

主な勝ち鞍:'17-18 ドバイゴールデンシャヒーン・ドバイD1200m

繋養先:胆振社台スタリオンステーション

種付け料:受胎条件200万円フリーリターン特約

 

ロールボヌール(byフレンチデピュティ

種付け8、登録2

主な勝ち鞍:'15 岩手ダービーダイヤモンドC・盛岡D2000m

繋養先:新冠クラックステーブル

種付け料:プライベート

 

グループ:ストームキャット

シャンハイボビー108頭、ネロ54頭と、系統に対しての需要の旺盛さが窺えます。シャンハイボビーは昨年米クラシック馬を送り出したInto Mischiefと同じ分岐に属しており、早くから才能を示しました。

ネロは重賞勝ちはGIII2勝に留まるものの、タフネスを示していますし、ムラ加減から評価が定まらないまま老境に差し掛かった父への代替需要もあったと見ています。

 

シャンハイボビー(byHarlan's Horiday)

種付け108、登録66

主な勝ち鞍:'12 ブリーダーズカップジュヴェナイル・米D1Mile1/16

繋養先:新ひだかアロースタッド

種付け料:受胎条件200万円フリーリターン特約

 

ネロ(byヨハネスブルグ

種付け54、登録39

主な勝ち鞍:'16-17 京阪杯・京都T1200m

繋養先:新ひだかアロースタッド

種付け料:受胎条件20万円フリーリターン特約

 

グループ:ダンツィヒ

クラレーションオブウォーが152頭の種付けをこなしましたが、JBBAの好待遇に支えられたのは間違いないでしょう。シャトル先のオーストラリアではそれなりの成果を挙げています。

日本への対応は未知数ですが、ダンツィヒの子孫はダートへの対応力が高く、潰しがきくところが受け入れられる素地なのでしょう。

 

アグニシャイン(byハービンジャー

種付け5、登録3

主な勝ち鞍:なし(中央1勝)

繋養先:新ひだかレックススタッド

種付け料:出生条件10万円

 

クラレーションオブウォー(byWar Front)

種付け152、登録88

主な勝ち鞍:'13 インターナショナルS・英T10F56y

繋養先:新ひだか・JBBA静内種馬場

種付け料:230万円(不受胎、流死産、産駒死亡時返還)

 

グループ:ラストタイクーン

ラストタイクーンといえばキングカメハメハの母父としてなじみ深い馬ですが、サトノクラウンを出すまでの活力を保持していたことが驚きでした。父系は一大勢力のNorthern Dancer系ですが、メジャーな分岐に属していないことで異系のような存在になっていることが興味深いですね。

2022年が初年度種牡馬として最多の207頭に種付けを行ったサトノクラウン、変わり種ではイタリア産馬のマクマホンが34頭の種付けを行っています。イタリア生産馬が種牡馬供用されるのは10年余りの競馬ファン歴で聞いたことがありません。

サクラシンゲキダイシンフブキの父ドンがイタリア産だと聞いたことはありますが…

本命はサトノクラウンでしょうが、重賞戦線まで上がってこれる産駒が出ると、また面白くなりそうです。

 

サトノクラウン(byMarju)

種付け207、登録123

主な勝ち鞍:'17 宝塚記念阪神T2200m

繋養先:胆振社台スタリオンステーション

種付け料:受胎条件100万円フリーリターン特約

 

マクマホン(byRamonti)

種付け34、登録26

主な勝ち鞍:イタリアダービー・伊T2200m

繋養先:新冠・白馬牧場

種付け料:プライベート

 

グループ:その他

スノードラゴン(byアドマイヤコジーン

種付け20、登録10

主な勝ち鞍:'14 スプリターズS・新潟T1200m

繋養先:新ひだかレックススタッド

種付け料:出生条件20万円

 

ダンスディレクター(byアルデバランII)

種付け4、登録2

主な勝ち鞍:'16-17 シルクロードS・京都T1200m

繋養先:新ひだかアロースタッド

種付け料:受胎条件20万円フリーリターン特約

 

ニシケンモノノフ(byメイショウボーラー

種付け52、登録34

主な勝ち鞍:'17 JBCスプリント・大井D1200m

繋養先:新冠優駿スタリオン

種付け料:受胎条件20万円フリーリターン特約、出生条件30万円

2021年初産駒デビューの種牡馬たち(一覧)

グループ:サンデーサイレンス

ワンアンドオンリー(byハーツクライ)…種付け20登録14(70%)

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キタサンブラック(byブラックタイド)…種付け130登録83(63.8%)

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ディーマジェスティ(byディープインパクト)…種付け78登録45(57.7%)

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イスラボニータ(byフジキセキ)…種付け170登録114(67.0%)

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 サトノアラジン(byディープインパクト)…種付け118登録77(65.3%)

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 コパノリッキー(byゴールドアリュール)…種付け194登録138(71.1%) 

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 ヴァンキッシュラン(byディープインパクト)…種付け18登録9(50%)

トーセンレーヴ(byディープインパクト)…種付け12登録7(58.3%)

ヒストリカル(byディープインパクト)…種付け4登録1(25%)

シルバーステート(byディープインパクト)…種付け191登録115(60.2%)

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ヒラボクディープ(byディープインパクト)…種付け5登録1(25%)

 

グループ:Storm Cat

ドレフォン(byGio Ponti)…種付け207登録126(60.9%)

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ルックスザットキル(byWildcat Heir)…種付け12登録6(50%)

ゴドリー(byヘニーヒューズ)…種付け2登録1(50%)

 

 

 

グループ:Mr.Prospector

マスクゾロ(byRoman Ruler)…種付け13登録7(53.8%)

アゾンブラック(bySeeking the Gold)…種付け19登録12(63.2%)

サドンストーム(byストーミングホーム)…種付け3登録2(66.7%)

グレイレジェンド(byトワイニング)…種付け1登録1(100%)

 

そのほか

ロゴタイプ(byローエングリン)…Sadler's Wells 種付け97登録58(57.8%)
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ビッグアーサー(byサクラバクシンオー)…Princely Gift 種付け164登録110(67.1%)

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アメリカンペイトリオット(byWar Front) 種付け154登録102(66.2%)

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ドリームバレンチノ(byロージズインメイ)…Halo 種付け6登録4(66.7%)

ラニ(byTapit)…A.P.Indy 種付け118登録83(70.3%)

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各グループ順番に種付けの多い順から考察していくことにしようと思います。

最初はグループ:サンデーサイレンスコパノリッキーを扱おうと思います。

以上、2021新種牡馬紹介でした。

写真と振り返る2021/3/27 毎日杯デー観戦記

 

はしがき

こんにちは。お久しぶりです。高津です。

前回の更新から約1か月半空いてしまいました。

更新がなかった理由はシンプルで、2月の終わりからウマ娘にハマってそれにかまけていたからです。また、かすうどんとカツカレーを食べに競馬場に行けるようになり、そちらに一生懸命だったということもあります。

それ以外にはウマフリ様に依頼を頂いてユニオン馬(Pegasus2020)の紹介記事を書いたり、応募した馬名候補が採用されて小躍りしていたりと、シンプルといいながら複合要因だったりします。

ともあれ、先日阪神競馬場に赴き、毎日杯GIII)を観戦してまいりましたので、現地撮影写真を交えながら記録を残しておきたいと思います。

 

1R 4歳以上障害未勝利 芝→ダート2910m

現地での障害観戦の経験があまりなく、いつかの障害絶対王者の敗戦の際には直線の置き障害の迫力に圧倒されたものですが、今回は置き障害がなく、がっかりしたのは秘密です。

障害競走はそこまで関心を持っているわけでもないので、JRAの走る労働者ことヨシオが出てるのを見て、(お前ここ走るんか…)となんだか悲しい気持ちになりました。

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ヨシオくん。あんまり元気なかったような?

それ以外にはもう珍しくなってしまったスペシャルウィーク産駒がいたり。

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スペシャルウィーク産駒ペガーズ。スぺ産駒ももう少なくなりましたね

障害競走はなんだか5年前の血統保存場の感がありますね。生きより折り合いの方が重要だからでしょうか?

 

2R 3歳未勝利 芝1600m

この時期の未勝利戦になってくると負け残った馬とデビューが遅れた馬の対決ぐらいにしか興味が無くなってる来るものですが、ゴールドジャーニーはやはり目を惹きました。半兄に2017年の中央ダート統一王者のゴールドドリームがいる良血馬ですが、皮膚の薄さや馬体の良さからは未勝利馬とはとても思えないのですが…

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コールドジャー二ー。グッドルックスなのに走れないが不思議です

勝ったのはC.ルメール騎手騎乗のリッケンバッカーでした。

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ロードカナロア産駒リッケンバッカー。圧倒的人気通りの楽勝でした

 

3R 3歳牝馬限定未勝利 ダート1200m

何も予想していなかったので、パドックラブリーデイ産駒テーオーディエスに引っかかっていきましたが、特に見せ場もなく…

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ラブリーデイ産駒テーオーディエス。左だけチークピース付けてます

初ダートのキングカメハメハ産駒は意外とダートが合うという認識でしたが、ラブリーデイは母父のダンスインザダークが悪さしているのか、父ほどの適性を持っていないのかもしれませんね。

勝ったのはブラックタイド産駒クローズネストでした。

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クローズネスト。半姉にスティールパス、トレンドハンターがいる良血です

相馬で稼げたらプロ馬券師してますよね… ということを再認識しました。

 

4R 4歳上障害OP 芝→ダート3110m

 平地時代から注目してきたテイエムグッドマンの応援… という心象での観戦でした。

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アグネスデジタル産駒テイエムグッドマン。初遭遇かも?

積極的な競馬の組み立てでしたが、バンケット通過後の向正面で争覇圏から脱落。昇級戦でしたし、慣れさえあれば掲示板ぐらいは乗れそうです。

勝ったのはマイネルオフィール。10日前に逝去されたクラブ元代表に捧げる1勝を重ねることが出来ました。

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マイネルオフィール。のそのそしててパドック気配は目立たなかった印象

 

5R 3歳未勝利 ダート1400m

ユニオンだ! スカイドゥエラーだ!

ってことでスカイドゥエラー応援だったのですが。

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キズナ産駒スカイドゥエラー。初戦見てないのでよくわからなかった

勝ったのはアジアエクスプレス産駒ラルフでしたね。中京の初ダートでもの凄い脚使いましたし、当然といえば当然でした。

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ラルフ。父譲りの栗毛、陽気もあってピカピカでした

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直線写真はラルフの追込みを撮り逃す凡ミスかましてました。残念

 

6R 3歳未勝利 ダート1800m

未出走の評判馬キングヴァンドームが人気していましたが、戦歴からゲストプリンシパルパドックの良さでサルマンと迷いましたが、(外しまくってる)勘を信じるしかねえ! ということでサルマンにして、見事的中でした。たまにはいいことがあります。

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1番人気のキンカメ産駒キングヴァンドーム。ちょっぴりぽっちゃりさんの印象
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ゼンノロブロイ産駒ゲストプリンシパル。行くかなあという予想でしたが…
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フェノーメノ産駒サルマン。パドックでは出来がよさそうでした
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抜け出すサルマン(左)ともがくキングヴァンドーム(右)

 

7R 3歳1勝クラス 芝1400m

良血馬ショウリュウレーヴが圧倒的人気で、それに逆らわず… という買い目で無難に当てられましたが、レディルージュ、ロードゴラッソ半妹のティフォーザ、ダノンレジェンド産駒ライクマジック、クラシック前哨戦で好走したスンリなど、割とメンバーは揃っていたように思います。

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ミッキーアイル産駒ショウリュウレーヴ。母兄重賞馬の良血ですね
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モーリス産駒ティフォーザ。この馬も良血ですね
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キズナ産駒スンリ。3回目の遭遇でした
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ダノンレジェンド産駒ライクマジック。Macho Uno父系の救世主?!

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馬群を割って抜け出すショウリュウレーヴ。奥はスンリ

 

8R 4歳上1勝クラス ダート1800m

馬忠を見開いた直感ではラデツキーが上位とみましたが、騎手がデビューしたところのアンちゃんに替わるのが大きな不安要素でした。

かといってピンと来る馬もなく、漫然とワンダーアマルフィの馬券を買うことになりました。

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ダンカーク産駒ラデツキー。行けさえすればそれなりに渋太いのですが
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ワールドエース産駒ワンダーアマルフィ。園田からの再転入2戦目でした

しかし、勝ったのは人気薄フェブタイズでした。先手を奪ってから見事な二段ロケットでの完勝。先手を奪える馬は強いですね。

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カジノドライヴ産駒フェブタイズ。この馬は再転入後冴えなかったのですが
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引き付けるフェブタイズ(左)と馬群に取り付くワンダーアマルフィ(右)

 

9R 君子蘭賞(3歳1勝クラス・牝馬限定) 芝1800m

バリコノユメ目当てでした。

「距離が伸びていい」というコメントが出ていたこともあって、狙い目かなと見ていましたが…

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青森産馬・ウインバリアシオン産駒バリコノユメ。ちょっと空回り気味でしたかね?

牝馬特有の難しいところが垣間見えて、時間かかるのかな… という印象でした。

勝ったのは二ーナドレス。ねじ伏せるようなレースぶりでした。

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ハーツクライ産駒ニーナドレス。全兄にOP馬サラトガスピリットがいます

直線写真は失敗していたので無しということで…

 

10R 天神橋特別(4歳上2勝クラス) 芝1600m

ここもとくに戦前の注目馬はおらず、パドックで雰囲気の良かったグランデマーレに乗っかることにしました。

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ロードカナロア産駒グランデマーレ。重賞出走の実績も持っている馬です

出待ちをしていたので、写真はこれぐらいでしょうか…

 

11R 毎日杯(3歳OP・GIII) 芝1800m

戦前は出資馬の半兄・ウエストンバートがどこまでやれるか試金石という印象でしたが、1番人気のグレートマジシャンを見て気が変わりました。

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ディープインパクト産駒グレートマジシャン。全兄は"あの"フォイヤーベルク

写真ではわからないのですが、走る馬が持っている独特の雰囲気。オーラがあるという表現でいいのかわかりませんが、それを感じました。背筋が寒くなるほどの馬は本当に久しぶりです。だからこそ、Twitter

こんなつぶやきが出たわけです。

他に有力馬のモーザリオもいましたね。

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モーリス産駒ルペルカーリア。モーザリオの方がいい名前だと思うのは私だけ?

他には、アルアイン全弟のシャフリヤール。勝ち馬ですね。

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ディープインパクト産駒シャフリヤール。気負いがすごくて良くは見えなかったのですが…

新馬では馬っぷりが抜けていたウエストンバートも、重賞になると少し分が悪く映りました。

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マジェスティックウォリアー産駒ウエストンバート。均整の取れた馬体は母譲りとか

エストンバートがアクセル全開ですっ飛ばしていき、離れた集団で有力馬がひしめく展開になりました。グレートマジシャンがルメール騎手とのコンタクトを欠いている印象で、直線に入ってルペルカーリアが早め押し切りにかかりましたが、後段に控えていたシャフリヤール、グレートマジシャンが襲い掛かり、グレートマジシャンがクビ差ほど抜け出しました。しかしゴール前で力尽きてシャフリヤールに差し返されての入線となりました。

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競り合うウエストンバート、シャフリヤール、ルペルカーリア(左)と詰め寄るグレートマジシャン(右)

戦後には「スタートから300mぐらいは折り合いを欠いた、(中略)最後に疲れてしまった」とのコメントが出ましたが、あれだけ掛かれば仕方ないのかな、と。ただ、クラシックで勝ち切るには多少折り合いを欠いても勝ってしまう絶対能力が必要でしょうし、勝てなかったのは完成度か、超一流馬でないのかのどちらでしょうか。

背筋が寒くなるほどの霊感を感じた馬の能力を疑うのは野暮でしょう。

 

12R 4歳上1勝クラス ダート1200m

これに尽きます。

いやまあ、和田→岩田父の乗り替わりは買いという鉄則に則っただけなのですが。

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アドマイヤムーン産駒ショウブ。馬名由来は"勝負"でなく"菖蒲"。ステイゴールド近親でもあります

スタートが抜群で「あ、これは勝ちかな」と思いましたが、最後に国分優作騎手のアシャカリアンがすっ飛んできてヒヤヒヤしました。

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押し切り体勢のショウブ(左)と突っ込んでくるアシャカリアン(右)。コブサク騎手の体の折り畳み方は貴重?

以上、写真と振り返る毎日杯デー観戦記でした。

2021年新種牡馬:ポアゾンブラック

今回はアゾンブラックその産駒について考察していこうと思います。

※アイコン写真は『アロースタッド種牡馬展示会 https://youtu.be/Mf0F72s3vKo』より転用しています。

 

種牡馬データ

2009年3月31日生

門別・出口牧場生産

繋養先:新ひだかアロースタッド

種付け料:受胎条件20万円、誕生条件30万円

 

血統(配合種牡馬

父:マイネルラヴSeeking the GoldMr.ProspectorRaise a NativeNative Dancer

母:サンライトチーフ

母父:チーフベアハートChief's CrownDanzigNorthen DancerNearcticNearco

祖母父:スルーザドラゴンSeattle SlewBold ReasoningBoldnesian

               →Bold RulerNasrullah

三代母父:クラウンドプリンスRaise a NativeNative Dancer

四代母父:シプリアニNever Say DieNasrullahNearco

 

ファミリーライン

 

遡っていくとチャッターボックスという1924年生のイギリス産馬に行きつく輸入の古い牝系です。5代母ミススウィフトの産駒にバトラー父シプリアニ、'67 全日本3歳優駿・川崎D1600m)や、4代母シユウエイホープの産駒にシバリッキー(父タニノチカラ、'84 阪神障害S・障3200m←阪神ジャンプSの前身レース)がいる程度で、地味な牝系といえます。

 

同配合馬

Seeking the Gold種牡馬×母父Danzig牝馬の組み合わせは、本馬のほかにゴールドティアラSeeking the Gold母父Chief's Crown、'00 マイルCS南部杯)、マクフィDubawi母父Green Desert、'10 2000ギニー・英T8.0F)、Poet's VoiceDubawi母父Chief's Crown、'10 クイーンエリザベスII世S・英T8.0F)、Lucky NineDubawi母父Green Desert、'11 香港スプリント・沙田T1200m)が出ています。

 

アメリカを基盤としたMr.Prospectorの系統の中で、ヨーロッパに「適合」した最初期の種牡馬で、そこからDubai MilleniumDubawiと父系は紡がれ、モンテロッソマクフィといった輸入種牡馬が生まれています。

Danzigアメリカ生まれの種牡馬ですが、早期にヨーロッパにシフトしていった系統で、遭遇するには世代を要した印象です。

 

戦績

2011年(2歳)3戦3勝 ファーストトライ、2歳一般戦、園田ジュニアC

2012年(3歳)5戦2勝 3歳一般戦、菊水賞兵庫ダービー

2013年(4歳)7戦2勝 橿原S(1600万下)、春雷S

2014年(5歳)6戦2勝 山科S(1600万下)、エニフSマイルCS南部杯

2015年(6歳)10戦1勝 北海道スプリントC②、グランシャリオ門別スプリント

            クラスターC②、マイルCS南部杯⑤、兵庫ゴールドT

2017年(8歳)2戦2勝 一般戦、道営スプリント

キャリア計  33戦12勝

 

兵庫県競馬組合でキャリアをスタート、兵庫三冠の1冠を奪取、ダービーが終了したところで認定資格を利用して中央に転入しました。賞金を持っている状態での転入だったため、1600万下への編入でしたが、4戦目で見事突破。

4歳春には芝のスプリント戦のリステッド競走を制しましたが、クラス再編で降級。明け5歳の冬に再度勝ち上がり、秋には再度リステッドを勝利、勇躍JpnIへ挑戦し、大健闘の2着。以降は苦戦が続き、6歳の夏を前にホッカイドウ競馬に活動の場を移します。中央時代同様、交流重賞で互角の戦いを繰り広げますが、2016年春に右前脚手根骨を骨折。復帰に1年を要しますが、復帰初戦、引退レースとなった道営スプリントを連勝。大団円で種牡馬入りします。

 

余談ですが、ゴールドシップとは同じ牧場で生まれ、1歳ごろまで同じ放牧地で育った"幼馴染"でもあります。繋養種牡馬場は違いますが、産駒同士の配合が見れると面白いですね。

 

産駒ピックアップ紹介

アゾンブラック産駒12頭のうち、2頭をピックアップして紹介します。

 

モンテフォルスの2019アストニシメント系

エメラルドビームは2012年生まれのファスリエフ産駒で、現役時代は46戦1勝の成績を残しました。きょうだいに活躍馬はいません。

小岩井農場が輸入したアストニシメントを祖とする牝系で、三代母にファイトガリバー(父ダイナガリバー、'96 桜花賞阪神T1600m)、その全兄にナリタタイセイ('92 NHK杯・東京T2000m)がいるほか、ほかの近親にイグゼキュティヴボストンハーバー、'08 京都2歳S・京都T2000m)、トーコーニーケキングカメハメハ、'14 園田金盃・園田D1870m)

Seeking the Gold種牡馬×Nureyev牝馬の組み合わせからは、目立った活躍馬が出ていません。

昨年の北海道セプテンバーセールにてポアゾンブラックのオーナーでもあった村上憲政さんに購買され、モンテフォルスの馬名で登録されています。栗東の寺島良厩舎で登録されています。JRAホームページの寺島良調教師の早期特例登録馬に記載がありましたので、中央デビューは間違いなさそうです。新馬戦が楽しみですね。

 

マンボビーンの2019フラストレート系

母マンボビーンは2008年生まれのスズカマンボ産駒で、現役時代は64戦で、'13 兵庫サマークイーン賞・園田D1700mほか地方重賞3勝を含む11勝の成績を残しました。きょうだいに活躍馬はいません。

小岩井農場が輸入したフラストレートを基礎とする牝系です。6代母はヤシマベッチープリメロ、'54 桜花賞阪神T1600m)、3代母はフラストメアアローエクスプレス、'78 京都大障害・京都障3270m)と、母の活躍が久しぶりだったことが窺われます。

Seeking the Gold種牡馬×サンデーサイレンス牝馬の組み合わせからは、リンゾウチャネルモンテロッソ母父タヤスツヨシ、'19 ホッカイドウ三冠・門別D1600-2000)が出ています。 

母仔ともに静内の岡田牧場の生産です。この岡田牧場の牧場主が、アゾンブラックを繋養するアロースタッドの代表にして、繋養を決めたその人です。取引情報はありませんが、個人or牧場名義で保有して、ホッカイドウ競馬新馬戦に送り込んでくるかもしれません。開幕まで入厩情報には注意しておきたいですね。

 

以上、2021年新種牡馬アゾンブラック編でした。

2021年新種牡馬:ワンアンドオンリー

今回はワンアンドオンリーその産駒について考察していこうと思います。

※アイコン写真は『アロースタッド種牡馬展示会 https://youtu.be/Z9wtIAGPJso』より転用しています。

 

種牡馬データ

2011年2月23日生

新冠・株式会社ノースヒルズ生産

繋養先:新ひだかアロースタッド

種付け料:50万円(フリーリターン特約付き)

 

血統(配合種牡馬

父:ハーツクライサンデーサイレンスHaloHail to ReasonTurn-to

母:ヴァーチュ

母父:タイキシャトルDevil's BagHaloTurn-to

祖母父:DanzigNorthern DancerNearctic

三代母父:Mr.ProspectorRaise a NativeNative Dancer

四代母父:DamascusSword DancerSunglowSun AgainSun TeddyTeddy

 

ファミリーライン

五代母Coutly DeeからはGreen DesertDanzig、'86 ジュライC・英T6F、Cape CrossInvincible Spritなどの父)やヤマニンパラダイスDanzig、'94 阪神3歳牝馬S阪神T1600m、産駒に'03 京成杯・東京T2000m同着優勝のヤマニンセラフィム)、ダークシャドウダンスインザダーク、'11 毎日王冠・東京T1800m)がでています。

三代母アンブロジンが輸入基礎牝馬に当たり、産駒からはノーリーズンブライアンズタイム、'02 皐月賞・中山T2000m)、グレイトジャーニーサンデーサイレンス、'06 ダービー卿チャレンジトロフィー・中山T1600m)の兄弟が出ており、牝系・分岐ともに活力のある牝系と言えるでしょう。

 

同配合馬

サンデーサイレンス種牡馬×母父Devil's Bag系牝馬の組み合わせは、本馬のほかにレーヌミノルダイワメジャー母父タイキシャトル、'17 桜花賞阪神T1600m)、ストレイトガールフジキセキ母父タイキシャトル、'15 スプリンターズS・中山T1200m)がGIを勝利しています。

重賞勝ち馬にはバビットナカヤマフェスタ母父タイキシャトル、'20 セントライト記念・中山T2200m)、クリスタルブラックキズナ母父タイキシャトル、'20 京成杯・中山T2000m)、キャンディバローズディープインパクト母父タイキシャトル、'15 ファンタジーS・京都T1400m)が出ています。

母父タイキシャトルばかりなのは、日本に入ってきているDevil's Bagの分岐がタイキシャトル(→メイショウボーラーレッドスパーダ)、Devil His Dueロージズインメイディアブロの3系統に限られていることが影響していると見ています。

血統表内にSSとDevil's Bagの掛け合わせを持つ馬であれば、父に母父サンデーサイレンスを持つスクリーンヒーロー母父ディアブロの組み合わせでグァンチャーレ('15 シンザン記念・京都T1600m)やクリノガウディー('18 朝日杯FS2着・阪神T1600m、'20 高松宮記念1位入線4着降着・中京T1200m)が出ています。

 

戦績

2013年(2歳)6戦2勝 未勝利戦、萩S②、ラジN杯2歳S

2014年(3歳)7戦2勝 弥生賞②、皐月賞④、東京優駿神戸新聞杯

2015年(4歳)6戦0勝 ドバイSC

2016年(5歳)6戦0勝 ドバイSC

2017年(6歳)8戦0勝 AJCC

キャリア計  33戦4勝

 

橋口弘次郎調教師にダービートレーナーの称号をプレゼントするためだけに生まれてきた馬」という称号がふさわしい馬です。

「小倉デビュー馬のダービー制覇」はメイショウサムソンが達成していますが、「デビュー時2桁人気かつ2ケタ着順」からのダービー制覇は1987年以後本馬唯一の記録です。

メイショウサムソンが「地味な人馬の叩き上げ物語」なら、この馬は「底辺出発からのボトムアップストーリー」といえるでしょう。神戸新聞杯で寄せ来る挑戦者たちを退けての勝利が、最後の輝きになりました。

4歳初戦のドバイシーマクラシックで3着に流れ込んだことから遠征も敢行しましたが、3歳春の輝きを取り戻すことはありませんでした。素人目に見ても気持ちが切れた状態で走っているのは明白で、何のために走らせているのだろうと疑問に感じていました。

6歳末でようやくの引退となりましたが、遅きに失したというには遅すぎるを印象を持ちました。同時に、「ダービー馬としては丈夫に走り続けた方だけど、引退が遅すぎて牝馬は集まらないだろうな」と考えていました。

蓋を開けてみると種付け頭数20、登録頭数14の、商用種牡馬としてはかなりつらい数字でした。

産駒ピックアップ紹介

ワンアンドオンリー産駒14頭のうち、2頭をピックアップして紹介します。

 

スウィートラブミーの2019ラガパ系

スウィートラブミーは2014年生まれのキングズベスト産駒で、現役時代は15戦0勝の成績を残しました。きょうだいに活躍馬はいません。

1962年ごろに輸入されたアイルランド産馬ラガパを祖とする牝系です。目立った活躍をしている馬はいませんが、条件戦で堅実に走る馬の多い牝系です。

サンデーサイレンス種牡馬×Kingmambo牝馬の組み合わせからは、ジュンドルボンハーツクライ母父エルコンドルパサー、'16 中山牝馬S・中山T1800m)、ラーゴブルーハーツクライ母父キングカメハメハ、'19 マリーンC船橋D1600m)が出ています。

母仔ともに門別・槇本牧場の生産馬です。ユニオンオーナーズクラブで一口5万円×200口=総額1000万円で募集されています。

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馴致途中で馬っ気をよく出して集中力を欠くところがあったらしく、残念ながら去勢されてしまいました。今後の生き残りは競走成績次第というところですが、丈夫さはある父ですので、1つ勝てれば長く楽しめる馬になるかもしれません。

 

エンゼルカロの2019キーンドラー系

母エンゼルカロは1997年生まれのスターオブコジーン産駒で、現役時代は19戦で、'99 栄冠賞旭川D1000m、'99 函館3歳S(当時)・函館T1200m、を含む4勝の成績を残しました。半兄にはヤマフパディートニービン、'98 ステイヤーズC2着・旭川D2100m)がいます。

小岩井農場が輸入した牝馬の1頭、キーンドラーを基礎とする牝系です。主な活躍馬にはテスコガビーテスコボーイ、'72 優駿牝馬・東京T2400)、トレードマーク父ヤマニン、'86 ダイヤモンドS・東京T3200m)などがいます。

サンデーサイレンス種牡馬×Cozzene牝馬の組み合わせからは、コウソクストレートヴィクトワールピサ母父アドマイヤコジーン、'17 ファルコンS・中京T1400m)、トゥラヴェスーラドリームジャーニー母父アドマイヤコジーン、'21 淀短距離S・中京T1200m)が出ています。

 

母は門別・白井牧場の生産ですが、本馬は清水・リトルブルーファームの生産です。取引情報はありません。

母22歳時の産駒ですのでデビューまでこぎつけられるか微妙なところで、デビューできたとしても地方でひっそり…というところでしょうか。競馬場で姿が見れるといいのですが。 

 

以上、2021年新種牡馬ワンアンドオンリー編でした。

2021年新種牡馬:ディーマジェスティ

今回はディーマジェスティその産駒について考察していこうと思います。

※アイコン写真は『アロースタッド種牡馬展示会 https://youtu.be/Z9wtIAGPJso』より転用しています。

 

種牡馬データ

2013年3月24日生

静内・服部牧場生産

繋養先:新ひだかアロースタッド

種付け料:100万円(フリーリターン特約付き)

 

血統(配合種牡馬

父:ディープインパクトサンデーサイレンスHaloHail to ReasonTurn-to

母:エルメスティアラ

母父:ブライアンズタイムRobertoHail to ReasonTurn-to

祖母父:Sadler's WellsNorthern DancerNearctic

三代母父:Master DurbyDust CommanderBold CommanderBold Ruler

四代母父:TulyarTehran→Bois Roussel

 

ファミリーライン

アメリカから全世界に拡大していった牝系の出身です。代表格は”鉄の女”と呼び讃えられたTriptychRivermanアイルランド2000ギニー・愛T8F)と、凱旋門賞を連覇した女傑TreveMotivator、'13-14 凱旋門賞・仏T2400m)で、日本にやってきた同ファミリーの活躍馬にはフリオーソブライアンズタイム、'08・10 帝王賞・大井D2000m)のほか、ボレアスディープインパクト、'11 レパードS・新潟D1800m)、カミノタサハラディープインパクト、'13 弥生賞・中山T2000m)兄弟がいます。

 

同配合馬

ディープインパクト×母父Roberto系牝馬の組み合わせは2021年新種牡馬シルバーステートと同一で、GI馬は本馬とダノンプレミアム母父Intikhab、'17 朝日杯FS阪神T1600m)のみ で、父系を1代遡ってサンデーサイレンス種牡馬×Roberto系牝馬に拡大するとスリーロールスダンスインザダーク母父ブライアンズタイム、'09 菊花賞・京都T3000m)、アルクトスアドマイヤオーラ母父シンボリクリスエス、'20 MCS南部杯・盛岡D1600m)、マイネルハニーマツリダゴッホ母父ナリタブライアン、'16 チャレンジカップ阪神T1800m)、パフォーマプロミスステイゴールド母父タニノギムレット、'18 アルゼンチン共和国杯・東京T2500m)が出ています。挙げた馬の勝ち鞍を見てわかるように、短くてもマイル、長ければ3000m級の競走に強く、スタミナに寄った産駒が多く出ている印象です。例外に近い1400mでの実績を持つアルクトスは道中の機動力に欠ける面のある持続力タイプの馬ですし、現役時代のイメージとは裏腹に重めの血統になるディープインパクトにはあまり相性が良くない可能性は指摘できます。

 

戦績

2015年(2歳)3戦1勝 未勝利戦

2016年(3歳)6戦3勝 共同通信杯皐月賞東京優駿③、セントライト記念

2017年(4歳)2戦0勝 

キャリア計  11戦4勝

現役時代はリアルタイムで視聴しているはずですが、なぜだかあまり記憶がありません。皐月賞だったと思いますが、外からすっ飛んできた記憶があります。鞍上の蛯名騎手が激しい馬上スクワットを披露していたことも。

共同通信杯から皐月賞直行というローテーションは2012年のゴールドシップの成功以降、本格的に採用されていきますが、2014年のイスラボニータ、2015年のドゥラメンテと好走馬が出ており、それを踏襲した形でした。東京優駿3着、菊花賞4着と、クラシックでは常に上位を確保していました。が、菊花賞トライアルのセントライト記念を最後に勝ちから見放され、4歳冬にそのキャリアを終えました。

上位入着は世代限定戦のみで、初の古馬混合戦となったジャパンカップ(東京T2400m)は13着敗退、明け4歳は日経賞(中山T2500m)6着、天皇賞(京都T3200m)6着と、結果だけ見ると成長力には疑問符がつきます。最後のレースから半年以上を経過してからの引退も機を逸した感は否めません。

皐月賞で資質は示したものの、成長力に欠ける面があり、スタッドインの遅れも合わさって、78頭と、クラシックホースには寂しい種付け数となりました。ただ、2年目の種付け数は71とさほど変わっておらず、産駒の出来はいいのかもしれません。

 

産駒ピックアップ紹介

ディーマジェスティ産駒45頭のうち、5頭をピックアップして紹介します。

アーリースプリングの2019フォルカー系

アーリースプリングは2006年生まれのクロフネ産駒で、現役時代は7戦0勝の成績を残しました。半兄にスプリングソング(父サクラバクシンオー、'10 京阪杯・京都T1200m)、全妹カレンチャン('11 スプリンターズS・中山T1200m)が出ています。

1953年に社台ファーム(当時)がアメリカから輸入したフォルカーが日本における基礎牝馬です。以降枝葉を広げ、レッツゴーターキンターゴワイス、'92 天皇賞・東京T2000m)、タケミカヅチゴールドアリュール、'09 ダービー卿CT・中山T1600)、ディアジーナメジロマックイーン、'09 フローラS・東京T2000m)が出ています。

サンデーサイレンス種牡馬×Deputy Minister牝馬の組み合わせからは、シャイニングレイディープインパクト母父クロフネ、'14 ホープフルS・中山T2000m)、ステファノスディープインパクト母父クロフネ、'14 富士S・東京T1600m)、ワキタエンカディープインパクト母父クロフネ、'18 中山牝馬S・中山T1800m)が出ています。

母は社台ファームの生産馬ですが、本馬は静内・野坂牧場の生産馬です。友駿ホースクラブで一口2.4万円×500口=総額1200万円で募集されています。

owner.netkeiba.com

写真を見比べてみると、父仔そっくりで驚きました。父と比べて胴が短めなのは成長途上な分でしょう。頭の位置は首の前側の筋肉が発達することで下がってくると見ます。2万4000円で持てるなら、馬額ぐらいは回収してくれそうです。

 

レッドアマビリスの2019リアリーパッピー系

母レッドアマビリスは2013年生まれのキングカメハメハ産駒で、現役時代7戦0勝の成績を残しました。半兄にサトノフローラアグネスタキオン、'11 関屋記念3着・新潟T1600m)がいます。

祖母リアリーハッピーが日本に2002-2003に輸入されてきたことで日本への展開が始まった牝系です。リアリーハッピーは'97 ベイメドウオークス・米D8.5Fを制した重賞馬で、ほかにはソーメニーウェイズ父Sightseeing、'12 スピナウェイS・米D7F)、日本での活躍馬はルミナスウォリアーメイショウサムソン、'17 函館記念・函館T2000m)が出ています。

サンデーサイレンス種牡馬×Kingmambo牝馬の組み合わせからは、ワグネリアンディープインパクト母父キングカメハメハ、'18 東京優駿・東京T2400m)、デニムアンドルビーディープインパクト母父キングカメハメハ、'13 ローズS阪神T2000m)、マリアライトディープインパクト母父エルコンドルパサー、'16 宝塚記念阪神T2200m)が出ています。

母仔ともにノーザンファームの生産馬です。東京サラブレッドクラブで一口5万円×400口=2000万円で募集されています(すでに満口)。

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ブライアンズタイムキングカメハメハの腹袋体型が出ている印象で、角ばったイメージの父より幾分丸みを帯びているように見えます。もう少しトモ幅も欲しいところですし、価格を考えるとお値打ち感は薄いかなあという印象です。

 

レトIIの2019Fast Line系

母レトIIは2003年生まれのDiesis産駒で、現役時代は2戦0勝の成績を残しました。半姉妹にShivaヘクタープロテクター、'99 タタソールズゴールドC・愛T10.5F)、Night ShiftKingmambo、'07 オークスS・英T12F)半兄にLimnosヘクタープロテクター、’98 ジャン・ド・ショードネイ賞・仏T2400m)がいます。

米国産馬Fast Lineを基礎に発展した牝系の出身で、レトIIの属するTrick Chickを経由した分岐は主に欧州で活躍馬を送り出しており、Trick Chickの全姉Fairway Funの分岐からはBernardiniA.P.Indy、'06 プリークネスS)やインティケイムホーム、'19 フェブラリーS・東京D1600m)のようなダート馬も出ています。

サンデーサイレンス種牡馬×Sharpen Up系牝馬の組み合わせからは、ネオユニヴァースサンデーサイレンス母父Kris、'03 東京優駿・東京T2400m)、コントラチェックディープインパクト母父Halling、'19 ターコイズS・中山T1600m)、ムードインディゴダンスインザダーク母父Sharpo、'09 府中牝馬S・東京T1800m)が出ています。

母は米国産で、兄姉同様にノーザンファーム生産です。セレクトセール1歳セッションで1300万円で落札されています。

セリでの様子を見てきましたが、父によく似た雰囲気は持っていながらも、筋肉質な馬体だった父とは対照的に脚長で、印象的にはディープインパクト産駒に近い体型に映りました。脚長に見えることからも今後身長は伸びるでしょう。こういうハイレベルな産駒が1300万円という掘り出し価格で転がっているのも、セレクトセールの良さですね。競馬場に姿を現すのが楽しみです。

 

ラッフォルツァートの2019コスモベル系

母ラッフォルツァートは2012年生まれのグラスワンダー産駒で、現役時代は37戦3勝の成績を残しました。きょうだいには目立った活躍馬はいません。

祖母に当たるコスモベルが日本への展開を始めた牝系です。第1世代のコスモベル父Formal Dinner)が'09 オーシャンS2着・中山T1200mなどの成績を残したほか、その半妹に当たるPyrite Blue父Toccet)が6F-9Fの米国内産限定レースで2-3着を繰り返すなど、かなり地味ではありますが、一定の実績を上げています。

サンデーサイレンス種牡馬×Roberto系牝馬の組み合わせからは、マイネルフロストブラックタイド母父グラスワンダー 、'14 毎日杯阪神T1800m)が出ています。

母仔共に。新冠ブルースターファームの生産で、ラフィアンターフマンクラブで一口13万円×100口=総額1300万円で募集されています。

父の特徴がよく出て、胸前の筋肉量、腹袋の重量感もあります。反面、膝蓋骨周りやトモの全体的なボリュームは物足りなく映ります。成長次第… といった感触を抱きました。

 

クレタパラドックスの2019ダンシンインザレイン系

クレタパラドックスは2007年生まれのサクラバクシンオー産駒で、現役時代は7戦1勝の成績を残しました。半兄にトーホウシデンブライアンズタイム、'03 中山金杯・中山T2000m)がいます。

米国産馬ダンシンインザレインを基盤に日本で発展している牝系ですが、先述のトーホウシデン以外ではベストダンシングトニービン、'93 サンスポ杯阪神牝馬特別2着・阪神T2000m)とその娘ベストアルバムメジロライアン、'03 ローズS3着・阪神T2000m)、など重賞には届いていませんが、活躍馬を送り出しています。もう一代遡った別分岐からは南半球のトップサイアー・Redoute's Choiceデインヒル、豪GI4勝)とManhattan Rain父Encosta de Lago、'09 サイアーズプロデュースS・豪T1400m)の兄弟が出ています。

サンデーサイレンス種牡馬×サクラユタカオー牝馬の組み合わせからは、キタサンブラックブラックタイド母父サクラバクシンオー、'17 有馬記念・中山T2500m)、ロジックアグネスタキオン母父サクラユタカオー、'06 NHKマイルC・東京T1600m)が出ています。

写真等はなく、馬体からの予測は難しいですね。POGなどで現れるといいのですが。

 

以上、2021年新種牡馬ディーマジェスティ編でした。

12/26ピックアップ振り返り

12/26中央競馬レース振り返り

12/26に実施されたレースをピックアップして振り返っていきます。

 

阪神1R 2歳未勝利 ダート・1200m(ウェーブメジャー

ウェーブメジャー川須栄彦騎手)は2着でした。パドックでの選定馬です。

アホ面下げてパドックで選んできました。出走表も全く見ておらず、デビューから4戦芝を使って今回が初ダートだったと知ったのもこの記事を書くのに出馬表を見直したタイミングでした。根拠なく頭まであると考えていましたが、さすがにそれまでは厳しかったですね。勝ち切ったのは前走D1800で7着だった9番人気馬でしたが。

スタートを決めて果敢にハナを叩く積極的なレースは評価できます。走破タイムも悪くはありません。出来を維持できればまたチャンスは回ってくるでしょう。

 

阪神2R 2歳未勝利 ダート・1800m(ハイエストポイント

ハイエストポイント松山弘平騎手)は4着でした。出馬表からの選定馬です。

今年(2020年)のきさらぎ賞(京都T1800m)勝ち馬のコルテジアの全弟ということで、POG指名されている方もそこそこいそうな馬ですが、芝では今ひとつで新味を求めてダートに向かってきました。芝からの転向馬らしいスピードで先行、直線入り口で逃げ馬を負かしに行きましたが、再加速に対応できず失速してしまいました。一定のダート適性は窺えましたが、詰めの甘さは見て取れました。より前残り傾向が強まる中京開催に変わるのはプラスと考えます。

 

阪神3R 2歳未勝利 ダート・1400m(キリーティー

キリーティー藤岡佑介騎手)は15着でした。出馬表からの選定馬です。

スタート直後~向こう正面半ばまでは2つに分かれた集団のうち、後ろの集団の最前列にいましたが、徐々に仕掛けて押し上げていきました。しかし、直線で使う脚を先に使ってしまっただけという印象で、直線では後退していきました。現状は末に賭けた乗り方の方が合うようですね。小脚を使う形は良くないようです。

 

阪神4R メイクデビュー阪神 芝・1800m(リエンカウンター

リエンカウンター(☆団野大成騎手)は4着でした。パドックでの選定馬です。

最近勢いのあるPivotal系だし~ 明るい栗毛だし~ って感じでチャラく選びました。パドックで雰囲気が良かったのは2着馬でしたが。追ってからの反応はもうひとつでしたし、1F距離を詰めて溜めを利かせる競馬を試しても面白いと考えています。初戦でそれなりに動けましたし、叩かれて良くなるでしょう。

 

中山5R メイクデビュー中山 芝・1600m(バラードインミラノ

バラードインミラノ(M.デムーロ騎手)は2着でした。出馬表からの選定馬です。

共有馬一覧(共有馬情報)/プレジャーオーナーズ (pleasure-owners.com)

調べてみましたが、共有馬一覧に名前がありませんので、牧場の単独所有馬のようです。

好スタートから先行、逃げた勝ち馬に並びかけるところまでは行けましたが、最後のひと伸びに千切られてしまいました。時計のかかる馬場をよくこなせたと見ますが、勝ち馬は’19-20の豪リーディングサイアーI am Invincible産駒で、早熟に軽量の恩恵もあったと考えられます。しばらくは時計のかかる馬場は変わらないと考えられますので、次走あたりあっさりの勝ち上がりもあると見ます。

 

阪神5R メイクデビュー阪神 ダート・1800m(ヴァンヤール

ヴァンヤール加藤祥太騎手)は2着でした。ユニオン所属馬です。

追切後の調教師コメントは控えめでしたが、パドックで活気ある周回を見せていました。ダートにそれなりの適性を見せているタートルボウル産駒という要素もあってやれていいと見ていました。騎手起用で見ると庄野厩舎で加藤騎手は期待薄なのかなあとの考えもありました。レース後の懸念点はスタートが遅く、1000m通過が66秒4の調教並みのペースを追走し切れていなかったことの2つが挙げられます。ひと固まりの集団での展開でしたが、距離を稼いでようやくの追走、超スローを押し上げた勝ち馬の動きで崩れた先行勢を交わしただけと穿った見方も出来てしまいます。

庄野調教師の見立てでは「大型だし、使ってから」とのことですので、次走に期待します。

 

 

阪神6R 2歳1勝クラス 芝・1400m(ドリアード

ドリアード(☆団野大成騎手)は2着でした。以前の振り返り登場馬です。

先週の中京最終レースのしょうもないレースぶりから団野騎手のペース判断に懐疑的な目を向けるようになってきました。流れに乗せようと出していったのでしょうが、スプリント戦かと思うような猛ペースですっ飛ばしていった積極策の2騎の作り出すペースに戸惑っているように映り、追走で脚の残高が無くなってしまった印象でした。5万円×200口=1000万円の募集価格で新馬勝ちを決められたこと自体が奇跡のようなものですので、1勝クラスで頭打ちになっても不思議ではありません。

 

阪神9R 2020ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド阪神第2戦(3上2勝C) ダート・1800m(ドスハーツ

ドスハーツ(秋山稔樹騎手)は2着でした。以前の振り返り登場馬です。

正直地方騎手に乗ってほしかったという希望はありましたが、叶いませんでした。

第1戦同様、愛知の細川騎手あたりが積極的に行って前がやり合う展開を期待していたのですが、細川騎手は後方、他の地方騎手も絡みに行かず、結果逃げ切りを許すことになりました。勝ち馬は直線入口でセーフティリードを築いていましたし、こうなると3番手にいた騎手の追走義務怠慢ということになるのですが… 地方騎手の徹底先行からのバテバテ競馬と、中央騎手の前半抑え込んで溜め殺し競馬の対決を期待していただけに忖度競馬が展開されてしまったことは大変残念に思います。1戦目は地方騎手にいいようにやられていて痛快だったのですが。

ドスハーツ自身はしっかり脚を使えて差し込んで来れました。相手に恵まれた面はありますが、権利が取れたことは喜んでいいと考えます。次走が本当の試金石でしょう。

 

阪神11R 阪神C(3上OP・GII) 芝・1400m(イベリス

イベリス酒井学騎手)は6着でした。

 

前走同様ハナ主張は濃厚でしたし、1F短くなる分持っても良さそうだなと見ていました。ハナを取り切って直線半ばまでは粘っていました。2着馬までは1馬身程度でしたので、やはり短い方が向いていそうです。

 

以上、12/26のピックアップ振り返りでした。